03話 人外と木
※【全はちゃ!!】関係者様のみ閲覧可
※【Mineclaft】及び【Mojang】様には一切関係なし
※未登場人物などネタバレ有り
※キャラ崩壊の可能性大
マイクラ知らない人は先に一番下の"マイクラ知識のコーナー"を見るともっと楽しめるかも↓
これを念頭に、、全はちゃ!!マイクラパロお楽しみください!!!!!!!!
「にしても暑いな...」
「璃玖、ずっとそれ言ってない?」
「だってー、暑ーいーんーだーもーんー!!」
「ならあっちの湿地に行かね?日差しも遮られるしここより涼しいと思うぞ」
その裕介の言葉に全員が賛成する。
「じゃあみんなであの島まで移動な」
裕介が指をさした島には木が生えていた。
偶然か、それとも裕介の計画通り進んでいるのか、創造神様の考えてることは正直分かんない。
「木こり前なのにもう日が傾いてきてるとかさぁ、、」
裕介は小さくため息をつく。
前言撤回、家メンに対して計画通りは流石の創造神様でも難しいようだ。
そんなことを考えている間にさっさと裕介は先頭を歩き始めてしまっている。
その後ろを新村、さほろ、筍、真慈と続き、家メン全員で移動を始める。
スポーンした島から目的の島までは水があるのだが、水深が1メートルだったおかげで普段なら垂直に沈んでしまう愁斗も沈まずに進めている。
そのころ陽史はというと、最後尾で古都花、優、未紀、透花の4人と駄弁っていた。
「優、大丈夫?ちっちゃいから沈まない?」
「たしかに、優ちゃん一番ちっちゃいもんね」
「お前らには言われたくねぇわ」
「それな、どんぐりでしょ」
「高身長組にはもっと言われたくないが???」
「ちょ、なんでうちも...「おいお前ら、もっと早く進め」
駄弁っていると前から裕介の声が飛んでくる。
どうやら裕介はもう島に着いたらしい。
陽史たちはまだ半分も渡りきっていないというのに。
「一番遅かったやつは今後の作業何かやってもらうからな~」
それを聞いた途端、陽史と透花が一気にスピードを上げた。
未紀と古都花と優もそれに続く。
一番最後に島に上陸したのは優だった。
陽史たちが着いた頃には真慈が木を叩き始めていた。
その表情は普段よりも嬉々としているように見える。
マイクラ既プレイ者として叩いてみたかったのだろうか。
叩くと少しずつだが、ブロックのポリゴンが散っていく、、
しかし、少し手を緩めた瞬間にブロックが修復されてしまった。
「うわ、これ手を止めたらだめなやつか」
「真慈がんば~」
しかし叩き続けても一向に壊れない。
そして真慈の手が止まってしまった。
(少ない)体力の限界が来てしまったようだ。
「何でこんなに壊れないんだよ」
「なんか壊れるの遅い気がするのは俺だけ?」
「もしかしたら現実の力の強さとかが引き継がれるのかも?」
「渉と愁斗の言う通りなら、、行け!新村!!!!」
「お、これ本気でやって良いんだろ?」
「いいぞ。やれ」
「おう!」
構えた新村から「フッッ」という声と共に繰り出された拳は、、
原木ブロックを打ち砕き、ドロップした原木は数メートル先に吹っ飛んでいた。
「うわ、人外...」
「マジかよ...」
「次の原木役は透花か」
「おいロリコン、そんなこと言うな」
「お、殺られる覚悟はできてるようだな」
「俺が殺っておくか?」
「ちょっ、ストップストップ透花が死んだらうちが困る!!!!」
「お母さんっっ」
「誰が母だよ!!!!」
そんな殺伐と、でもほのぼのした家メンらしい空気感のまま、空は少しずつ赤く染まっていくのだった。
知らない人には参考になる(?)
マイクラ知識のコーナー!!!!
03話 マイクラ知識
・マイクラにも気候があり、暑いバイオームから寒いバイオームまで幅広いバイオームがある。そして、それぞれのバイオームごとに特色ある地形や構造物や生物などが見られる。今回登場したので言えば、サバンナにはアカシアの木が生え、湿地には浅い水が広がるようになっている。
・マイクラでは木から作ることができる作業台を使うことであらゆるアイテムを作ることができるようになる。また、木でピッケルを作ることで次の素材、石を手に入れることができる。だからマイクラで最初にやった方がいいのは木を切ること...なんだけどね。