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第一章 訪問者

坂口(サカグチ) 龍斗(リュウト)


身長は173㎝と身長は高く顔はカッコイいタイプではなく、どちらかと言うとカワイいタイプで髪の色は明るい茶色をした。


中学三年生で学力・スポーツ共に優秀な男の子である。


彼は高校受験にも合格し高校の入学がいよいよ一週間と迫っていた。


ピンポーン


インターホンがなったため龍斗は急いでドアに向かうすると


?「すいませーん誰か居ませんか~?」


インターホンを鳴らした相手が留守かも知れないと思い声を出して聞いてきた


龍斗「は~い今行きまーす」


龍斗はそれを聞くと扉を急いで開けた。


ガラガラ


龍斗は扉を開けたそこに立っていたのは身長は180㎝位の二十代前半の金髪のカッコイい外国人の男だった。


龍斗「どちら様でしょうか?」


龍斗は知り合いに金髪の男はいなかったために質問をした。


?「いきなりの訪問すいません

あなたが坂口 龍斗君ですか?」


龍斗「はいそうですが」


金髪の男は龍斗に尋ねてきたのを聞きすぐに答えた。


?「私はウェル・スタインという者です。」


そう言いウェルという男は名刺を渡してきた。

龍斗「それでどういったご用件で?」


龍斗はウェルと名乗った男に不信感を抱きながら聞いた。


ウェル「実は私は魔法学校の教師をしてい……」


ガシャン


龍斗はウェルと名乗る人物が言い切る前に思いっきり扉を閉めた


龍斗(なんだよアイツ頭狂ってんのか魔法そんなの空想上の物語だろ!!)


ウェル「全く人の話くらい聞いてもらいたいものですな。

仕方がない

『炎の精霊 我の願いに答え火の玉を ファイヤボール』」


ウェルはぶつぶつと文句を言った後詠唱をして扉に向かって、自分の魔力で作った火の玉をぶつけた。


それと同時に扉は吹き飛び龍斗の頬を掠めて壁にぶつかった


ウェル「どうです?

これで話を聞いていただけますか?」


ウェルは火の玉で扉を吹き飛ばしてあいた穴から、笑顔で歩み寄ってきた。


龍斗「てめー何人んちの玄関ぶっ壊してんだ。」


ウェルの力を『魔力』と呼ぶならば龍斗には『気』というものを扱う力があった。


それによって龍斗は気を足に纏い『瞬歩』を使いウェルに殴りかかった。


ウェル「!!??」


バキッ


ウェル「ゴフッ!!」


瞬間移動にしか見えない龍斗の『瞬歩』に反応出来るわけがなく拳はウェルの顔目掛けてぶつかった。


龍斗(弱っ!!)


龍斗に思いっきり顔面にパンチを入れられてしまったウェルの体は五メートル先の壁にぶち当たった。


龍斗「オーイ

生きてるか~」


龍斗は床で延びてるウェルに呼びかけるが返事は返ってくることはなかった。


龍斗(もしコレが某人気ゲームだったら今頃ただの屍のようだとか出るんだろうな)


龍斗はそんな事を考えながら気を使いウェルの傷を治し始めた。


傷は数分の内に消え去っており、龍斗は体重70キロはあるであろうウェルを担いで二階に上がりベットの上に寝かせた。


そして数時間後…


ウェル「オハヨ~龍斗君」


ウェルはさっきまでの堅苦しい喋り方と違い気の抜けるような口調で言葉を発している。


ウェル「さっきの話の続きしてもいいかな?」


龍斗もウェルを殴った罪悪感から話を聞くことにした。


まあ、実際ウェルが全部悪いんだけどね。


そして、ウェルと龍斗は茶を持って居間に行きちゃぶ台の所で座った。


書き忘れていたが龍斗の家は純和風で某人気ゲームのFa◯eの主人公の家くらいの広さはある。


龍斗「そんな重要な事書き忘れるなてんじゃねーよこのアホ作者」


全くもって面目ない


ウェル「龍斗君さっきからなにぶつくさ独り言言ってるの?」


龍斗「いや何でもないですよ」


龍斗(つ~かなんか口調馴れ馴れしくなってない?)


ウェル「もしよかったらタメ口でもいいよ~」


ウェルは本当に教師なのだろうかと疑いたくなるようなことまで言ってきた。


龍斗「マジで、ならタメ口で話すよ

つーか何故俺の心を読めた」


ウェル「顔に書いてあるよ」


龍斗はそれを聞くとしかめっ面になりウェルは逆に笑顔になった。


にしても猫を被るのがうまい二人だ。


龍斗・ウェル「「何か言ったか」」


いや何にもいってないよ~


ウェル「まあいいやじゃあ話すね。」


ミハエルは真剣な顔に変わり話し始めた。


ウェル「さっき話したとおり僕は魔法学校の教師だ

実はきみを特待生として入学させたい」


龍斗「はぁ~!?」


龍斗が驚くのも無理はない、彼は受験も終わり高校に入学の書類まで出しに行ってしまっているのである。


しかも彼には魔力の存在事態ついさっきまで知らなかったのだ。


ウェル「大丈夫だ学費等はこちらで免除しよう。

しかも君には見たところ大量の魔力ある。

勿論高校側にもこちらで話を付けておく、これでもダメかい?」


ウェルは半ば諦めた表情で聞いてきた


ウェル(まぁ普通自分が努力して入った所何だから簡単に諦めるわけないよな)


龍斗(普通に学校に通うよりおもしろそうだな)


龍斗「別にいいよ」


ウェル「そうだよね駄目だよね

っていいの!!?」


龍斗「だからイイって言ってるじゃん」


まあ、ウェルが驚くのも無理はないと思うが、龍斗はさも当然そうに言った。


ウェル「ありがとう

これで学園長に殺されずにすむよ」


ウェルは泣きながら呟いた。


龍斗(学園長どんだけ怖いんだよ)


龍斗は若干学園長のことに関して後悔したが今更断れないので入学式の日時等を聞くことにした。


ウェル「それならコレを見てくれ。

ここにある程度の学園の情報が書いてあるから」


彼の手にはいつの間にかカバンが持たれており、その中から学校案内の冊子が手渡された。


ウェル「因みに出発は明日だから。」


龍斗「ふぅ~ん明日ね

って明日かよ!!?」


ウェル「うん、明日

因みに今日は龍斗君の家に泊まるから宜しくね」


龍斗「宜しくね

じゃね~!!」


龍斗がキレるのも無理はない今は夕方の五時準備といっても持って行くものもロクにないが、取りあえず支度には時間がかかる。


しかも今日は二人分の夕飯を作らなければならない。


龍斗「はぁ~

全くとんだ疫病神を招き入れてしまった。」


龍斗は後悔しながらも料理を作り始めた。


そして、出来たのは何故か家の純和風の風景にあわないパンやシチュー等だ


ウェル「コレ

全部龍斗君が作ったの?」


龍斗「当たり前だろ

俺が作らなきゃ誰が作るんだよ

それともウェルは外人っぽいからメニューは洋食でいいと思ったんだけど、マズかったか?」


ウェルが驚いても仕方がないこの料理はなにをとってもたかが中学三年が作ったとは思えないレベルのものばかりだった。


龍斗「なに口開けて驚いてるんだよ。

そんな驚くことないだろ俺だって一人暮らしを長い間してきたんだからコレ位できて当たり前だろ」


にしても中学三年が作るものではない


ウェル「何はともあれ頂きま~す」


パクッ


ウェル「ウマ~い

龍斗君いや龍斗様今まで食べた中で一番美味しいよ」


龍斗「龍斗様って大袈裟な

まあおかわりまだまだあるからドンドンお「おかわり」っへ!?」


ウェル「おかわりだよ龍斗君」


龍斗「ワ◯ソン君みたいな言い方するな。

はいお代わりのシチューとパン」


文句を言いながらも龍斗はウェルにパンとシチューを渡した。


ウェル「ありがとう」


龍斗「どう致しまして

そういえば魔法学校って何処にあるんだ?

ヤッパリイギリス辺りなのか?」


ウェル「やだな~龍斗君またまたご冗談をそんなのこの世界にあったらすぐにばれちゃうでしょ」


ウェルはシチューを飲み干した?後そう言った。


龍斗「ちょっとまて

まさかライトノベルとかでよくある別世界にある魔法世界なんて事はないよな。」


ウェル「だからそう言ってるじゃん

それにこれも列記としたしょう「それ以上言うんじゃね~」ゲフッ」


龍斗はまたしてもウェルに向かって怒鳴りながら殴りかかった。


勿論またウェルの体は壁にぶち当たった。


しかし


ウェル「ふぅ~

いや~さっきのこともあったから『魔法障壁』張って良かったよ」


なんとウェルはあろう事か何事もなかったかのように立ち上がって来た


龍斗「そんなバカな

ウェル『魔法障壁』ってなんだ言え」


ウェル「え~何で僕が怒られるの~」


龍斗「ほう、もう一発殴られたいようだな」


ウェル「そ、そんなことないよ」


ウェルは龍斗に理不尽なキレられ方をしながらもしっかりと話し始めた。


ウェル「『魔法障壁』っていうのは書いて字のごとく魔法の障壁だよ。

初めて会ったときはそれを張って無かったからぶっ飛ばされて気絶しちゃったんだけど、今回は龍斗君が料理作ってる間に張っておいたんだ。

それに龍斗君だって手加減して力使わなかったでしょう?」


龍斗「バレてたのか、力加減を気にしながら殴らずに普通に殴ればよかったかな。」


龍斗が落ち込んでいるのかしかめ面をしながら独り言を言ってる間にウェルは残っていたシチューやパン等を全て平らげていた。


恐るべし魔法使いの胃袋?


ウェル「じゃあ風呂は僕がやっておくから、龍斗君は荷造りしてきなよ」


龍斗「えっ!

あぁ…そうしてくるよ」


そう言うと龍斗は部屋に戻っていった。


ウェル(そういえばノリで言ったけど風呂場ってどこ?)


ウェルはそう思いながら風呂場の捜索を始めた


変わって龍斗の部屋


龍斗は目の前に何故か多くの武器が置いてあり龍斗はそれ見ながら悩んでいた。


龍斗(う~ん

今日貰った冊子によると俺が通う魔法学校ってのには魔法剣士と魔法使いの大まかに分けて二つがあるらしいから俺は魔法剣士に多分入るんだな。

しかし、武器をどうするか…)


実は彼が武器を大量に持っているのは彼が武器職人であるが故である。


彼の家系は代々武器を造ることを仕事に持っていた。


そして、武器を持つこと造ることを禁止された今でも彼らの家系が代々もつ山で武器を造っている。


龍斗(迷っていても仕方がないな。

決めた俺はこの武器でやっていこう)


龍斗が選んだのは彼が造った中でも最も完成度が高いと自負する漆黒の太刀『闇霧(やみさめ)』と鎖かたびらや投擲用のナイフや普通の物より長い槍等多種多様な武器たちだ。


龍斗(よし、武器も選んだしさっさと他の支度もしないとな)


龍斗はそう思い支度を再開した。


ところ変わってまたウェル


ウェルは今現在坂口家の廊下で迷子になっていた。


ウェル「ここはどこなんだ~」


ウェルは既に心身共に疲れ果てていた。


何故かというとこの家の構造が非常に悪かった。


まずは迷路のように入り組んだ廊下そして、何故かそこら中にある罠


しかも罠といっても生半可なタライ落とし等ではなく弓矢やダガーが飛んできたり落とし穴があったりしていた。


そして、遂にウェルは風呂場らしき場所の扉を見つけて走って扉を開けた。


その直後…


ガコン


鈍い音が風呂場全体に響き渡ったそう、ウェルがタライ落としを喰らったのだ。


ウェル「む、無念…」


ウェルはそのまま気絶した。


龍斗「そういえば罠解除してなかったな。

まあ、いっか」


ウェルが見つかるのはそれから三時間後の事だった。

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