山びこは眠らない
「みんな逃げて」
彼女はそう言って息絶えた。
僕はパニックになって走り出した。
森の中は暗い。
怖くて泣き出した。
アトラクションは人気だった。
2時間待ちだ。
彼女は怖がっていた。
僕は強がっていた。
やっと僕らの番だ。
彼女は手を離さないでねと言った。
しばらくするとゾンビが出てきた。
あんまり怖くなかった。
最後の方にやってきた。
急に彼女が走り出した。
僕はひとりなった。
「なっちゃん、どこ?」
泣きながら探した。
出口に行った。
なっちゃんはいない。
それから会えない日々が続いた。
ある森で目撃情報があった。
僕はそこに行った。
ずっとループしている。