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VSおっぱい拳 THE アルティメット るんるん   作者: 前歯隼三
河童の皿の真実編
21/28

知月の決意

帰郷回


「どっせいやぁ!」


知月は極限まで腰を落とした体勢から

巨木を相手にタックルをした。

メキメキと音を立て巨木が揺れるが…まだ…“浮かない”

強靭な根が大地に巨木をつなぎとめる

これは…大地と男の戦いだ!


「ふんぬぅう!」

知月の肉体が、筋肉の鎧が盛り上がる。

力を込めた足が大地に沈み…みしり、みしり

…まだ…浮かばない!


「あなたーふぁいとー!」

「ぬぉん!」


ズボォオオン!

大地から根が抜け…ちぎれ…ついに巨木が傾いた。


「あぶないから離れろよー」

「はーい!」


ベキベキベキ

ズドドオオオン


「ひゃーかっこいい!」

「ふんすー!」


この日、知月は大地に勝った。

この後は村の衆に運んでもらうわけだが…ちとデカいか。


「ルンルンちょっと小さくしといてやってくれ」

「はーい!」


スパパパパン!


愛する嫁、ルンルンは五指を揃えて手刀を作り

豆腐でも切るように大木を刻んだ。

柱に使うかもしれないので、枝を落として、根元を落として

よしよし…頭をなでると嬉しそうだ。


「てへへへ」

「さぁ今日は帰って、風呂でも作るか」

「やったー」




ルンルンの故郷

琉宮王国から帰って、俺は自分の家の小ささが申し訳なくなった。

元々は山から下りてきて

人里の外れに掘っ建て小屋を作って住んでただけだ。

ルンルンと結婚が決まってから

村の衆の協力もあり、いちよはまっとうな家にはしたが…


「やっぱりなぁ!御姫様だもんなぁ~!」


山で遊んでる姿を見るとそうは見えないが、いや…

綺麗な顔立ちだし、生まれの良さは感じるのだが…うむ


親御さんや、国の人々に挨拶をし

幸せにすると誓ったのだ。

出来る限りの事はしなければ。

…とりあえず、今ある家を拡張する形でちょっとずつ大きくしていこう


材木置き場を組み立てて

そこにちょくちょく材料を集めている段階だ。

畑仕事の合間なので本当にのんびりだが


「おーふろ♪おーふろ♪」


…これは気合を入れて作らねぇとな…大工の知り合いに声をかけるか。



……

…………

………………


「どっせいやぁ!」


今日の相手は河原の大岩だ。

大人3人程度の丈の大岩、こいつも建材によさそうだ。


「どっせいやぁ!」

「どっせいやぁ!」

「どっせいやぁ!」

「どっせいやぁ!」


…くっくっく!なんだか、旅から帰って胸が熱いぜ!

嫁の幼馴染の一人に、ライライという少年がいた。


彼に請われる形で10日間、俺は先祖代々伝えられた技を彼に教えた

弟子をとったのは初めての事だ。


「ハッ!」

「ハッ!」

「ハッ!」

「ハッ!」

「ちょっとライライ様?ライライぼっちゃん!?」


彼は愚直に、教えた技を繰り返し繰り返し

衛兵に咎められても続けていた。

足のつま先をやや内にむけ、腰を下ろす。


おっぱい拳…漏らし堪えの立、にじり歩み


「ハッ!」

「ハッ!」

「ハッ!」

「ハッ!」

「気を確かに!正気ですか!?正気なんですか!?」



見た目に反して、あれで一晩歩み続けるなんて…正気じゃない

生半可な根性ではでは片付けられない…執念!

しかも…それを7日間彼は続けた!

1日目より2日目、2日目より3日目に、うち太もも、ふくらはぎのダメージは蓄積し

日常生活もままならぬほどの激痛を生む。



「ハッ!」

「ハッ!」

「ハッ!」

「ハッ!」

「………やるじゃないか」


弟子を教えていたつもりが、教えらた

若さ、その情熱。

彼は嫁の親友ランランを射止めるために、この苦行を成しているようだった。

俺も見習わなくてな…


「なぁ…最近ライライ様おかしくないか?」

「あぁ、多分ルンルン様が好きだったんだよ…だから…見逃してやろうぜ」


衛兵達が誤解していたがほっておいた。

とにかく

俺も弟子には負けてられない

俺も愛する者のために強くならなくちゃな。



「どっせいやぁ!」


ズドドドーーン!


「あなたおかえりー!」

「あぁ…ただいま!」



…ひとつ

気になる事があった。


使える岩を探しに河原に降りた時気が付いた。

一番に目に入りそうな“大岩”がない。


“尻喰らい”を封じた…あの大岩が…

俺たちが出てる間に、村を襲ったという話は聞かない。


「…さすがに3回もやられたんだ。懲りたんだろう」


「どうしたの?」


「あぁ…また話すよ、それより風呂はどうだ?」


「フフフ、さっき火を入れてみたわよ。なかなか良さげ」


「そうか、じゃぁ…」


「えぇ!一緒に入りましょ!」



俺は湯船で固く誓った

あいつが再び現れたら、今度は俺がぶちのめす。



「この尻は誰にも渡さないぞ」


俺は熱く心に誓った。

ようやく帰ってこれた。


尻が好きで知月

「知月が嫁の尻を守ろうとケツ意を新たにする」素晴らしいタイトルのセンス

俺でなきゃ見逃しちゃうね

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