表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
VSおっぱい拳 THE アルティメット るんるん   作者: 前歯隼三
虚ろの拳 対 鬼人の拳
10/28

虚乳拳

日常パートが楽しすぎて

本来のネタバトルパートがおざなりかも

むむ

「気をつけて!そいつはおっぱい拳の使い手よ!」


「え?…おぱ?…えぇ!?」




今だ!



張り詰めた空気が緩んだ瞬間!

尻喰らいは“おっぱい拳”の構えを取る!

前回の攻めのおっぱい拳と対を成す、おっぱい拳の更に“裏の型”!



足を蟹股に腰を落とした

ずっしりと重い重荷を感じるように

そして大きく両腕で円を描き

両胸の前、その空に見えざる二つの球体を抱え込む!


「えぇ…じょ…じょうちゃん?お…お…おっぱい?」


「お姉ちゃん?…大破威拳<おおはいけん>…とかよね?そうよね?」



混乱するランラン

現実逃避をする妹

…しかし、今は戦いの最中!

ルンルンは厳しい顔で、油断なく“尻喰らい”を見て叫ぶ!


「目を離さないで!相手の構えを見て!……っえ?」


前回の…

クジラ牙池で退治した形ではない…

あの時はそう…

足は内股で、掌は“おっぱいを揉みしだく形”をしていた!

こちらに向けられるはずの掌を…

自分に向けている!?


(想像力を働かせるのよ!ルンルン…おっぱい拳は…※形象拳の一つ!)

※動物の動きなどを模した拳法


その場の誰よりも険しく、真剣な眼差しでルンルンは“それ”をみる。

…その厳しい顔が、恐怖で歪んだ。


「あ…あれはもしかして!?」




ゆっさり

ゆっさり

「ぼよよーん」


河童はジワリジワリとランランに近づいてゆく…

“見えざる胸”を揺らしながら


「えぇ……」


さすがのランランもドン引きだ

先ほどまでの鬼気迫る眼光は光を無くし…

うん…光をなくしていた。


ゆっさり

ゆっさり

「ぼよよーん」


これは戦いなのだろうか、どうにも戦意が消えてゆく

まぁ、ムカつきはするからぶん殴るか

…そう

…ランランが思った刹那!



殺意は、“背後”からやってきた

刃物の様に…鋭い殺意が…この気配は…ルンルン!?


「っえ?ルンルン!?」


「ぼよよーん」

「ぼよよーん」

(さぁ、釣られろ!飛び込んで来い!わがおっぱい拳の恐ろしさ!とくと味あわせてくれる!)

……混乱する人間勢など眼中になし!

尻喰らいは“おっぱい拳”でにじり寄る…!!



「ハァ…ハァ…ギリィ…グゥウ!!」

ルンルンは歯を食いしばり…、

花嫁化粧をした白い肌に…一筋の赤が零れ落ちた。


「ど、どうしたのお姉ちゃん!?落ちついてよ!?らら…ランランが戦ってるんだからね!?」

姉の様子に動揺するリンリン!

不味い!姉が本気になったら…この場の誰も止められない!!



「あ~…肩コルわぁ~!」



      ブ       チ



「きゃぁ!」

リンリンの前から…姉の姿が掻き消えた…!

巻き上がる土煙、つむじ風…!

ルンルンは放たれた矢の如く

黒い憎しみの風となり、獲物に飛び掛かっていったのだ!!


「おっぱい死ねぇえええええええええええええええええええええええええええ!」


「「えぇええええええぇええ!??」」




憎しみに駆られ

理性を失った“胸無少女ルンルン”は鍛錬した指先で刃(手刀)を作り!全力大振りで振りかぶった!

狙うは憎しみの対象!ゆさりゆさりと揺れる二つの巨乳!

…しかしそれは…


……全て尻喰らいの狙い通り!!


「かかったな!それは“虚乳”だ!」


シュリュルルン!


尻喰らいは即座に構えを解いた!


前面に突き出し…大きな円を描いていた腕

虚を囲った腕は解き放たれて…

ルンルンの手刀は“おっぱいの残像”を

……否

“虚乳”を切った!


「あぁ!しまった!」


我に返ってももう遅い!

全力で!全速で!

理性を欠き!後先構わず振りぬいた剣<手刀>!

両足はすでに空にあり…

この刹那身を守る術はなし!


その刹那を!

狡猾な尻喰らいは逃がさなかった!

…虚を描いた腕は、左右に開放され…刃をさけて…

即座に閉じて肩を掴んだ!

ギュルン!!


相手の勢いを殺さずに…

むしろ手を貸し、主導を奪う!

空中のルンルンは裏返されて……!


「きゃぁああああああああ!」

この刹那…、ルンルンの恐怖はいかほどだったか…

彼女の脳裏には…

今までの短い人生が流れていく…

目の前には…驚愕に顔をゆがめる妹…ごめんね…

お姉ちゃん、最後に迷惑かけちゃったね…でもね…


…知月さんに会えてよかった…

この人生に…後悔は…ないわ…


ギュルン!!


あぁぁ!

なんたるおぞましき事!

外道=尻喰らいの狙いは…ルンルンの…

幸せをつかむはずだった、幼い少女のその背後!

二つに割れた尻にあった!


「尻子玉もらったぁああああああああああ!」


グシャ(ブシャァアアアアアアア


「………あ…うん、戦ってるの……わたし……だしな?」





こうして、

親友ランランの活躍により

ルンルンの尻は守られた。



「びぇええええええええん!」


「大丈夫か?お前の尻子玉は俺だけの物だぞ!?」


ひし!

父親の救護を終え…駆け付けた新郎に

花嫁は泣きながら抱き着いた…。


悍ましい血で汚れた花嫁を

男は強く抱きしめる。

彼女の恐怖を癒すように…

そっとその手で尻を撫でる。



リンリン

「……なんだか…うん…悲惨な戦いだったわね」


ランラン

「………………あぁ」


ランランは河原で手を清めた。

空気を読んでリンリンも付いてきた。


二人が戻ると案の定

新郎新婦は愛の語らい。



「貴方おっぱいよりお尻よね?」


「もちろんだ、特にお前のお尻が最高だよ」


………うん、まぁ…



「し…幸せそうだから…まっ…いっかぁ…」

「え…えぇ…」



河童男の人の娘

新たな夫婦は仲睦まじく…

末永く幸せにくらしましたとさ。

めでたし

めでたし

結婚おめでとう

心より…


さて、この戦闘パートがこの物語、一番の難しかったところ。

空に飛び、手を振った回転を殺せずに回る主人公と

その回転を逆手に背後に回る相手。


元が漫画ネタで…文にするのが相当なやみました。

むむん、でも…書けて良かった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ