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魔王の娘が俺の家に住み着いたのですが

最近俺には悩みがある。占いで「不吉な事が起こる」と言われてしまった。


俺は占いなんか信じないが俺を占ってくれたルルの占いだけ信じている。


こいつの占いは結構当たると評判らしい。


「ははまさか」


そんときの俺の顔はやばそうな顔をしていたという。


「95%ほんとわよ」


こいつ平気でこんな事言うって怖いな。


「にしても、不吉な事ってなんなんだよ」


「そんなこと私でも分からないわよ」


学校は部活の声で溢れている放課後廃校舎の2階で俺とルルは話していた。


にしてもここは廃校舎だけあってホコリが多い。


「そろそろ帰るか」


「私やる事あるから先に帰ってて」


「おうじゃあな」


教室を後にした俺は真っ直ぐ家に帰った。


暇だなーーー家に誰もいない。でもこれがいつもの日常。


テレビでは美味しそうな料理の特集が流れている。


たまにはこうゆうのを食べてみたいな。


そんなことを思いながらポテチを食っていた。


やる事ないし風呂入ってゲームするか。





ーーーーーーーー


いいお湯だった


「ただいまー」


「おかえり今日早いんだね」


「あー疲れたー」


「おいおいおいまだ風呂上がりなんだけど」


姉にはこういう所がある


「ごめんごめん気づかなかった」


なんだ俺をからかってた訳ではないのか。ならよろしい


「やっぱ嘘」


「おい」


微笑しながら声が漏れてしまった。


「で、なんで今日早いの?」


「最近頑張りすぎて体調崩しちゃってね、早めに帰らせてもらった」


「ごめん寝てくる」


相当疲れている姉に今日はご飯を作ってやるか。と言っても俺料理できないし、ピザ頼むか。


ピザを食べた俺と姉はすでに寝ていた。




ー翌朝ー


起きた頃には姉はもう仕事で家を出ていた。


朝食を食べて余裕を持って学校に行った。


今俺は高校2年生で5月だ。


今日この学校に転校生が来るらしい。俺は内心ウキウキしながら学校へ向かった。


「おはようリク数学の宿題やった?」


「やってないよいつのだよ?」


「昨日言ってたじゃん数学の先生が」


俺はあの時間聞く耳を持ってなかったからな。うんドンマイドンマイ!


「そんなことより今日転校生が来るの知ってるか?」


「もちろんだよ、なあ賭けしようぜ転校生が可愛いか可愛くないかおれは絶対可愛い」


「んー可愛くないと思う。」


「んじゃ負けたらジュース奢れよ」


どうせ可愛い子なんて来るわけないだろ、どうせなら1万円くれてやるわ!


学校につきクラスの男子、女子は転校生でザワついていた。特に男子はものすごく興奮していた。





____________





「おはようございます。昨日は本当にありがとうございました!」


「ああおはよう、もうお礼なんかいらないよ」


「ありがとうございます(><)」


俺は今凄いことをしている。俺は昨日出会った女の子と姉のサラの3人で住んでいる。


俺は魔法科マカロニ高校に通う2年のリク


俺には諸事情あってこのマカロニシティで暮らしている。


父と母は魔王退治の旅に出ていて俺は一人暮らしだった。


だが昨日から俺の人生は変わった。


2年に進級してまもなくカナが転校してきた。


カナはものすごい可愛い。整った顔立ちでさらさらで短いショート、すらっとした体型さらに胸がでかい。


カナはクラスのみんな一人一人に挨拶していた。偉い子だなぁと思ったりする。


とうとう俺のとこに来た。


俺のとこにきたカナは何故か泣き目になっている。


「転校してきたカナです…よろしくお願いします…」


「あ、よろしく」


「やっと話してくれた…私クラスのみんなに話しかけたのですが誰も話してくれなくて…(><)」


泣いて俺にすがりついてきた。待て待てクラスのみんないるのに困るって、てかなんで泣いてるの??


俺はどうしよもなくなってカナの手を掴み教室を出た。


おお今女の子の手を握っている。それにしても柔らかい。





ー屋上ー




「どどうしたの?なんで泣いてるの?」


「っぐす…っっ……」


俺にずっとすがりついている。


「クラスで誰も私と話してくれないんです。避けてくるんです。」


俺は事情を聞いた。そしたらカナは魔王の娘だったのだ。


そりゃあ避けるのは当たり前だ。


何故なら魔王はこの世界で最強の極悪人らしい。


だが俺は避けたりしない。なぜなら俺は友達がいない時期もあったからこの子の気持ちが分からなくもない


「大丈夫俺は避けたりしない」


「本当ですか?」


「ああ」


「ありがとうこざいます本当にありがとうございます!」


「あなたの名前はなんて言うのですか?」


「あ、俺の名前はリク改めてよろしく」


そしてカナが立ち上がった


「リクくんは私と友達になってくれますか?」


俺も立ち上がった


「ああもちろんだ!」


そして握手をした。


「…んん」


「おい離れろ」


ぎゅーーっ


いい匂いすぎておかしくなりそうになる


教室へ戻るとみんなに見られた。俺こーゆーの慣れてないからかんべんしてくれ。


俺とカナは急いで席に着くと授業が始まった。


数学の時間だ。


「えーっとここの問題はですね...あれ?難しいですね皆さんも考えてくださいね」


「先生わかんないんですか?」


誰かがそう言った。


「いや、分かりますよ!それより今日ですねー空き缶落ちててゴミ箱めがけて蹴ったら8メートル先のゴミ箱に入ってですねーはい、先生凄くないですか?それから~…」


それから今日の数学の授業は先生の無駄話で終わってしまった。


今日も俺は聞かなかった。


帰り道


俺はカナが「一緒に帰りましょう!」と言ってきたので一緒に帰ることにした。


「今日はありがとうございました!」


「いやもう大丈夫だから」


「はい!」


「あの、私帰るとこがないです」


「え?」


思わず俺の声が裏返ってしまった。


「《あなたの家に住ませていただけませんか...》」


「え?」


俺は2回連続同じ言葉を発してしまう。


「えっとリクの家に住ませていただけませんか?もちろん家の事はなんでもします!」


「いやいやいやいや、ダメでしょこんなこと」


「私のこと好きなようにしてもいいです!」


一瞬マジか!と思ったかが


「そんな事しなくていいわ!まぁ姉に説得すればなんとかなるかな?」


「あと、自分のことを大事にしろよ」


「いいんですね!ありがとうございます」


カナは抱きついてくる。こいつこーゆーの平気なんだな


「俺おかしくなりそう」


こんなことされんの初めてだから動揺しかない。俺をどうしてくれるんだ。










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