前置き、もしくは彼らの説明。
投稿してる小説を更新しないまま新しい小説を書き出した馬鹿は私です。
向こうの世界観と繋がってたり繋がってなかったりします。
いつから存在しているのやら、地面の底の底の底の底の底にある白黒の王宮。そこには1組の男女がいました。
男の方は、名を駿と言います。15以上の世界を作り続ける、ある意味神様のような存在。だけども神と呼ばれるのを嫌う、そんな彼は未だ学生程の歳しかありません。
女の方は、名をイヴ・ラヴと言います。1つの世界を駿と一緒に作っては壊し、作っては壊し。白黒のロングが特徴的な彼女の年齢は一体幾つやら、しかしその外見は若々しい少女のよう。
2人はいつも一緒の仲良しこよし・・・と呼ぶには少々不適切ですが、まあそんな感じの仲です。退屈凌ぎに殺し合うのも日常茶飯事。
そんな2人は、最近ある想いに取り憑かれていました。そのせいで何をするにも手につかず、世界の管理もままならない程です。その想いとは・・・
「「どっか行きたい!!!」」
・・・そう、彼と彼女はずーーーーーっとこの王宮にいるのです。彼の方は時折何処かへ消えますが、それでもこの見飽きるほど居続けている王宮には軽く飽きている様子。彼女の方は言うに及ばず、この地で暮らして幾星霜。もはや見飽きたどころの話ではありません。
そんなこんなで、彼と彼女は旅に出ることにしました。といっても普通の旅ではありません、様々な世界を巡る壮大な旅。退屈凌ぎと気分転換、新たなアイデアを探し求めて、2人は当てのない旅行を始めるのです・・・