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四大精霊 サラマンダー

「さて、この吸血鬼達はどうするかね〜。やっぱり誰かが見張ってないと仲間が助けに来ちゃうよな」


地面に磔にされた2体の吸血鬼。意識ははっきりとしているようでずっとこちらを睨んでいる。銀のナイフで刺されているせいで、再生機能が働いてないせいか、手足からの出血がまだ続いている。


「鯨井さんの炎の龍に見張りをさせてみてはいかがでしょうか?」


「おお!メイザちゃん!ナイスアイデアだねー!鯨井くんっ!君の出番だっ」


「はっ、はい!でも、その間俺は炎の龍を呼び出せ無くなってしまうのですが、、、」


今の俺の力では炎の龍は一体しか出せない。炎の武器を出したところで肝心な俺が使いこなせないんじゃ意味ないし、、、朝まで力が使えないとか大丈夫なのか?心強い仲間は加わったけども。


「大丈夫さ、私が君を守ってあげるさ!それに魔術師なら召喚以外にも色々できるはずだし」


「その通りです。鯨井さんは龍の召喚だけでなく、炎の武器やバリア、攻撃魔法も使いこなせます」


魔術師って何でも屋なんかい!それじゃあ、この機会を使って練習しておかなければ。使いこなせる自信は全くないが。


「分かりました。」


俺は呪文を唱える。


ー全てを焼き尽くす炎、我が力となれー


再び現れた炎の龍。いつ見ても俺が召喚したとは思えない程立派である。顔は爬虫類のトカゲのようで、体は炎に包まれていて、全長5m以上ってところだ。手足は生えてるが、何故か宙に浮いている。


「でも、あのサラマンダーを召喚しちゃうなんて君はやっぱりすごいなぁ」


「サラマンダー?こいつはあのサラマンダーなんですか?」


「うん、四大精霊のうち火を司る精霊、サラマンダーだね。間違いない」


「それじゃあ、シルフとかウンディーネを呼び出す人もいるんですか?」


「あ〜確かに居たなー。水属性の魔術師、名前は確かレインだったかな?名前まで水っぽくてまだ覚えてるよ。でもあいつとは馬が合わないんだよね。同じ自殺未遂同士仲良くなれると思ったんだけど」


「レインって人も自殺だったんですか?」


「ああ、だけどあいつは駄目だ。近づかない方が身のためだよ。死にたいのに邪魔されて協会を恨んでるし、俺たちにも八つ当たりが酷いんだよ」


「でも、ノルマをクリアしてまだ生きているんですよね?」


「噂で聞いたんだけど、決死の覚悟で自殺を図ったそうで、今はとっくに自殺熱が冷めちゃったみたいなんだよね。それで死ぬタイミングを逃したー、って怒りまくってるんだ」


「え、えぇ、、、なるほど」


「しかも、自殺方法が荒れた川に入水だったらしくて、戻ったら苦しいし、死体は膨張するしで最悪な状況らしいんだよね。本人もそこは後悔してるみたいでさ、何で海にしなかったんだろうって」


「確かに海だったら、膨張しないですもんね」


さらっと、ヤバイ話をしている気がする。自殺なんか考えたこともないからさっぱり分からん。


「さぁ、早いとこ目的地に行こうか!で、君たちはどこへ向かってるんだい?」


持っていた地図をルーカスに渡す。


「メイザちゃんの家です」


「ほほー、ここに行くんだぁ、なるほどねぇ。これは面白いことになりそうだ」


何故かルーカスは薄ら笑いを浮かべていた。

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