雪の灯
『煌めく景色は、とても泣きたいくらいに。』『もうお帰り。』
ある日ふと意識を戻すと、白く塗られた空で覆われた、長い間放置されてきたような崩落した巨大な街にいた。少女ヒァナは、そこで異形の手を持つ青年オニさんと出会う。二人をどこかへ導く小さな記憶の光。ヒァナを襲う大きな忘却の闇。記憶と左腕を失ったヒァナと、謎に包まれた人ならざるオニさんが辿り着いたその先とは―――。
ある日ふと意識を戻すと、白く塗られた空で覆われた、長い間放置されてきたような崩落した巨大な街にいた。少女ヒァナは、そこで異形の手を持つ青年オニさんと出会う。二人をどこかへ導く小さな記憶の光。ヒァナを襲う大きな忘却の闇。記憶と左腕を失ったヒァナと、謎に包まれた人ならざるオニさんが辿り着いたその先とは―――。
第1章
はじまり
2016/04/10 22:40