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異変
「…おかしいな」
僕はつい呟いた。
今、僕は四階の廊下に立っている。
ここに来るまでに誰かと合流できたらと思い、各階の様子を確認してきた。
しかしだれと会うこともなかった、死神にすら出会わない。
それどころかその気配もない。
「あっちの校舎もそうだったけど…どうなっているんだ?」
廊下が今まで以上にしんと静まり返る。
それは不気味すぎるほどだ。
「とにかく、音楽室へ行ってみよう」
今はできることをしていくしかない。
音楽室の前に立ち、扉に手をかける。
どうやら鍵はかかっていないようだ。
僕は勢いよく扉を開けた。




