再会
―――く―――いつ―く―――いつき―――
誰かが僕を呼んでる気がする。
―――くん――――いつきく――――
誰だ…僕を呼んでるのは…
「樹君!」
「!?」
僕はばっと起き上がる。
「良かった!目を覚ましたんだね!」
「はぁ…はぁ…はぁ…お前…星野…?」
僕の横にいたのは星野だった。
「大丈夫かい?変なのに襲われてたみたいだけど…」
「僕は…なんで気絶してたんだ…?」
「君はあれに襲われたのさ」
星野はそう言うと視線の先でバラバラになっている骨格標本を眺める。
「そうか…星野が僕を助けてくれたんだな…ありがとう」
「いやいやこの程度、気にしないでよ」
星野は照れ臭そうに頬をかく。
「でもどうやってあんなのを倒したんだ?」
「あぁ、それはねぇ…」
星野は初めから説明してくれた。
死神から逃げた後、僕と同じようにみんなを探していた。
そして校舎の二階へ来たときに物音を聞きつけ、この教室へ入ると、
僕が骨格標本に後ろから殴られる所を見たのだそうだ。
「そして、あれが星野に気づかないうちに後ろから蹴り飛ばした…と」
「そういうこと、あとこいつ倒したら中から二つ鍵が出てきたんだよね」
そう言うと星野は二つの鍵を見せた。
「この鍵は…渡り廊下の鍵と北校舎の鍵って書いてあるな」
「さて、これからどうしようか?」
「まだみんなもこの校舎にいるはずだ、探してみよう」
星野はうなずいて見せる。
「ところで…あんなもの…動く骨格標本なんて見てよく動じないな」
「そりゃあねぇ、最初にあんなとんでもない化け物見せられればあれ位なんてことないでしょ?」
「あはは…同感だ」




