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危機
「うわっ!」
フラスコたちは僕の方へまっすぐ飛んできた。
僕は近くにあった大きい机の陰に隠れてなんとか回避する。
地面に落ちたフラスコや試験管は粉々に砕け散ってしまった。
「危ないな…」
試験管はすでに割れていて、ギザギザにとがっていた。
刺さればそれなりに怪我をしていただろう。
フラスコは割れてはいなかったが、当たり所が悪ければ怪我では済まなかったかも知れない。
僕はもう動かないフラスコたちを確認して立ち上がる。
もう一度教室を見渡す。
「…!?」
無い、さっきまでそこにあったはずの…
骨格標本が。
ドガッ!
「ぐっ!?」
突然の後ろからの衝撃。
床が自分の顔に近づいてくるのが分かった。




