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らんでぶー(仮)  作者: オムラ
第1部
12/16

変態紳士佐々良



「そろそろ止めとこう」

「えぇ…」

「休憩はさみながらとはいえ、今日はずっとゲームばっかりだっただろう。止めとこう」

「…はーい」


時計を見ると、もう日付が変わりそうな時間であった。

確かにやりすぎたな。今すごく眠いし。いくら休憩を挟んでいたとしてもこんな時間まで……あれ?

食事前の私の決心は何処いった?

うわーついついゲームに釣られてうっかりしちゃっていた!

なんてことを思っていたら、すぐ後ろに人の気配。逃げようとしてももう遅かった。

あっという間に捕まえられた。


「……離してください、佐々良さん」

「嫌だ」

「……」

「あぁ…柔らかい。気持ちいい」


変態的な言葉を吐く佐々良氏。普段の紳士然とした態度が嘘のようだ。というか嘘であった。

抵抗するも、前の時より力が出なくて振りほどけない。

故に佐々良氏の暴走は止まらない。


「ちょ、どこ触っているんですか!」

「おなか」

「馬鹿正直に答えろって言ってるんじゃないんですよ!離してくださいっ」

「無理」

「なっ」


贅肉を握られ、あまりの羞恥故に顔が赤くなるのがわかる。佐々良氏はそれに気付いたらしく、笑う気配がした。


笑いやがったこいつ。

イラッとして、体を揺すって何とか佐々良氏の腕の中から脱出しようとした。

ふんぬー!


「さっきは油断したからね、今回は逃がさないよ」

「ひっ」

「あれ、どうしたの震えちゃって。ふふふ、可愛いなあ」

「(gkbr)」









結局、私は変態紳士佐々良から逃れることは出来なかったのであった……。








時間かかったわりには微妙ですね


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