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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

物書の短編シリーズ

シアワセを売る商人

作者: 物書 翠
掲載日:2026/03/01

ある所に工場で働く一人の青年が居ました。


その青年はあまり裕福ではありませんでしたが挫ける事なく真面目に働き、楽しく暮らしていました。




しかしある時から日々の労働の疲れにより、青年は集中力が途切れてくるようになりました。


このままでは大きな事故に繋がってしまうかもしれません。


青年は様々な方法で疲れを取ろうとしますが、どれも上手くいきません。




そんなときに青年は市場で不思議な商人と出会いました。


商人は様々な品物を売っていて、その中に『シアワセ』という品物がありました。


その品物は使うと気分が高まり、集中力が上がる効果があると商人は言いました。


青年はその品物が少し高かったので買うかどうか悩みましたが効果がでるなら、と思い、商人から品物を買いました。




その夜、青年は早速『シアワセ』使いました。


すると青年は(なん)ともいえない高揚感(こうようかん)(つつ)まれました。


青年は明日(あす)(はたら)くことが(たの)しみで仕方(しかた)なくなりました。




(つぎ)()青年は(だれ)よりもたくさん(はたら)きました。


(ほか)工場(こうじょう)(はたら)(ひと)はその()わり(よう)(おどろ)きました。


昨日(きのう)までの(つか)れっぷりが(うそ)のようだったからです。


みんなが(おどろ)(なか)、青年は黙々(もくもく)作業(さぎょう)しました。




(つぎ)()青年は(ひど)不安定(ふあんてい)でした。


脱力感(だつりょくかん)(おそ)ったり、苛々(いらいら)したり、不安(ふあん)になったりしました。


仕事(しごと)全然(ぜんぜん)集中(しゅうちゅう)できません。


青年は仕事(しごと)時間(じかん)()わると市場(いちは)に向かって(はし)りだしました。




市場(いちば)()くと、あのときの商人がいました。


青年は()ぐに商人に『シアワセ』は()いか(たず)ねました。


商人は残り少ないから少し高くなってしまうよ?といいましたが、青年は(まよ)わず()いました。




青年は(いえ)(もど)ると()ぐに『シアワセ』を使(つか)いました。


青年ははじめて『シアワセ』をつかったときのようにこうようかんのなかにいました。


青年はいてもたってもいられなきなり、いえのそとにはしりだしました。


はねがはえたようなじゆうなきもちがつつみこみ、きもちがたかぶった青年はまちでいちばんたかいところからとびおりました。
































『ぼくはシアワセだ!』といいながら。

ダメ、ゼッタイ

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