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この世界を壊します〜魔王に転生したので配下を揃えて国作りをします〜  作者: JUJU


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49/50

激震、地下帝国の裁き

第49話です。

宜しくお願いします。



 地中帝国サブマリアの瓦礫の広間に、轟音が降り注いだ。



 まず動いたのは――キラだった。




「――《刃創因子ナイフ・ジェネレーター》」



 キラが両腕を軽く振った瞬間、空間が震え、周囲に無数のナイフが“生まれた”。



 一本一本が黒光りし、鋭さの概念そのものを凝縮したような刃だ。



「うわっ……なんだこの数……ッ!?」



「く、来るぞ!! 防御陣を――」



 騎士団兵の叫びは終わらない。



「……遅いよ?」



 キラは笑っていた。いつもの柔らかな笑顔ではない。



 ネザリアの仲間が傷つけられた時だけに見せる――狂気の笑み。



「全部、貫通してあげる」



 ――ビュドッ!!



 放たれた “千刃” は霧のように広がり、次の瞬間には全て鉄を貫くほど硬化していた。



「ぎゃあああああッ!」



「防御が……防げない!?」



 騎士団兵たちの鎧が、紙のように裂けていく。



 さらにキラの声が低く響く。



「《硬度最大マキシマイズ》」



 刃が光を帯び、石壁すら容易く穿ち、騎士団兵たちを次々と地へ沈めていく。




 一方、メリーナは――相変わらずの脳筋だった。



「よっしゃああああ!! 久々に暴れられるじゃねぇか!!」



 メリーナが地面を蹴り飛ばすと、大地が砕け、衝撃波が走る。



「囲め! 囲め! 数で押し潰せ!」



 純血騎士団兵が一斉に迫る。



「数? 最高だな――!」



 メリーナの身体に赤黒い光が走る。

 それは彼女のスキル、



戦果喰覚バトル・フィード



 倒した分だけ強化される、底なしの戦闘狂スキル。



「ほら、もっと来いよ! 強くしてくれよぉ!!」



 拳の一撃で十人が吹き飛び、蹴りで五人が壁に叩きつけられる。



「化け物かよ……っ」



「く……来い! 怯むな!」



「お前らの“怯まない努力”は買うよォ!!」



 メリーナは楽しそうに叫びながら、次々と兵を“餌”に変えていく。




 そして――広間の中心では、

 “怒り”の化身となったマランが、バルドと対峙していた。



「へぇ……本当に強いんだな、お前」



 バルドは口元を歪ませ、重い戦斧を肩に担ぐ。



「でもな――俺は《第8席》だ。

 ルークスとは違うぞ?」



 マランは淡々と答えた。



「……もう、言葉はいらない。お前の存在そのものが許せない」



 その声音は、深い怒りを押し殺した氷のようだった。



「面白ぇ!」



 バルドが一気に距離を詰め、戦斧を振り下ろす。



「《斧牙断屠アクス・ガロウ》!!」



 斧撃が空気を裂き、衝撃波が奔る。



 ――だが。



「遅い」



 マランの影がふっと揺れ、斧は空を裂いた。



 バルドの眉がぴくりと動く。



「はぁ……? 今のを避けるか?」



 マランの影が大きく膨れ上がり――



「《影牙刃シャドウ・ファング》」



 無数の黒い刃がバルドの身体を上下左右から切り刻む。



「ぐっ……ぉおおおおおッ!!」



 バルドは地面を踏み砕き、斧で影の刃を叩き潰す。



「まだだ!」



「もちろん、まだだ」



 マランの声が重なった。



 影が地面を覆い尽くし――

 次の瞬間、数十体もの“影の分身”が一斉にバルドへ襲いかかった。



「《影分躯シャドウ・デバイド》!!」



「おいおいおいおい!!?」



 四方八方から攻撃が飛び、バルドは必死に斧を振り回す。



「避ける暇もねぇだろ……?」



 マランの冷たい視線が光る。



「よそで罪のない者たちにした所業……倍にして返す」



「チッ……調子に乗るなよ、魔族がぁッ!!」



 バルドは斧を地面に突き刺し、怒声を上げた。



「《魔力暴風陣マナ・テンペスト》!!」



 地面から暴風が爆発し、衝撃波が影分身を飲み込む。



 瓦礫が吹き飛び、地中帝国の壁が砕ける。



「ハァ……ハァ……ッ! どうだァ!!」



 だが――その煙の中から、静かな声が響く。



「弱いな」



「っ……!?」



 気付いた時には遅かった。



 マランが背後に立っていた。



「……終わりだ」



「こ、こいつ……!!」



 影がバルドの足元から突き上がる。



「《影葬殿獄シャドウ・ネメシス》」



 バルドの身体が闇に包まれ――



「がっ……あ、あああああああああああッッ!!」



 肉体ごと精神に直接痛みを与えるような絶叫が響く。



「こんな……こんなはずじゃねぇだろ……ッ!!

 第8席の俺が……こんな……!!」



 マランは静かに手を下ろした。



「地中族に言え。

 お前の罪は――ここで終わると」



 バルドの身体が崩れ落ちる。



 とどめの刃が、振り下ろされる――その直前。



「――クソッ……この借りは必ず返す!!」



 バルドが叫びと共に懐から何かを取り出した。



「《脱出の魔石エスケープ・オーブ》!!」



 眩い光が爆ぜる。



「待てッ!!」



 マランが手を伸ばすが、バルドの姿は光と共に消えた。



 静寂。



 キラとメリーナはすでに周辺の騎士団兵を殲滅していた。



「マラン様、こちら完了しました!」



「うん。メリーナも……お疲れ」



「アァ? 全然余裕だぜ!」



 瓦礫の地下帝国に、静かに風が吹き抜ける。



 バルドは逃げた。

 


 だが――



「必ず見つけ出す。次は逃がさない」



 マランの声は低く、怒りの底に沈んでいた。



 その目には、確かな“裁き”の光だけが宿っていた。




皆さんUHA味覚糖ってお菓子の会社ご存知ですか?

このお菓子好きだ……と思ったお菓子がUHA味覚糖であることが多くて、UHA味覚糖なら間違いないと思うようになってきました。

コロロ、シゲキックス、e-maのどあめ、忍者めし、ぷっちょ……ここらへん全部UHA味覚糖何ですけど全部好きなんですよね……。皆さんはこの中で好きなお菓子とかありますか?

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