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この世界を壊します〜魔王に転生したので配下を揃えて国作りをします〜  作者: JUJU


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47/50

地下に広がる―怒号

第47話です。

宜しくお願いします。

ネザリアの会議室に、緊張が走った。


 地中族の衛兵ジバンが語った“サブマリア崩壊”の事実は、あまりにも残酷で、そしてあまりにも緊急性が高かった。


 マランは深く息を吐き、立ち上がる。


「……作戦会議をしている時間はない。ジバンの表情を見ただろう。あれは――もう限界だ」


 誰も反論しなかった。


 その瞬間、ネザリアの仲間たちは皆、同じ決意を共有していた。


「今回向かうのは少数精鋭で行く。

 俺、アークレイド、ザナド、キラ、メリーナの五名」


 マランが言うと、メリーナは拳を鳴らし、キラは静かに刃の手入れをし、ザナドは真剣な表情で頷き、アークレイドは胸に手を置いて静かに誓った。


 留守を任される面々――フェロー、マニア、シェリー、レイノルド、スミレ、モルック、ミランダ、ジャック、そして多くの魔族たちがマランを見つめる。


「心配するな。転移の魔石は持っている。有事の際はすぐ戻る」


 フェローが腕を組み、力強く頷く。


「気を付けろよ……マラン。必ず戻って来い」


 マニアも小さく拳を握った。


「絶対に……誰も死なないでね」


 マランは微笑んだ。


「任せろ」




――地中族ジバンの案内で、地面へ潜る。


 ジバンは地面に手を当てると、皮膚がじわりと変化した。


 指は太く短くなり、甲羅のような硬い板が手の甲を覆う。まるで“モグラの爪”だ。


「地中族固有スキル――

穿地潜行せんちせんこう》です。

 土も岩も、音もなく掘り進めます」


「すげぇ……!」


 キラが目を輝かせる。


 ジバンが地面を掘ると、地が静かに割れ、土が波のように左右へ流れる。


「皆さん、ついてきてください……」


 その声は震えていた。




――地中深く。


 あるべき“地底帝国”は、跡形もなかった。


 本来ならば古代神殿を思わせる巨大な柱、大地を削って作られた広大な広場、自然の光を集光する魔道具が煌々と輝く美しい都市――。


 その全てが破壊され、壁は砕け、住居は潰れ、地中族の誇りは粉々に踏み潰されていた。


 マランたちは言葉を失った。


「なんだよ……これ……」


 キラが信じられないというように呟く。


「ひどい……ここまで……」


 ザナドが拳を握りしめる。


 メリーナは眦を吊り上げ怒鳴った。


「ふざけんなよ……!! こんなの……やって良いわけがねぇだろ!!」


 ジバンは膝をつき、唇を震わせた。


「こんな……私たちの国が……

 サブマリアが……こんな……」


 肩が震えていた。


 アークレイドは静かに目を伏せ、吐き捨てるように言った。


「……純血騎士団。

 また貴様らか。胸糞が悪い」




――さらに奥へ進む。


 そこには――地中族たちが何十人も、何百人も横たわっていた。


 重傷者、瀕死の者、動けない者……血の匂いが強く漂う。


 そしてその中心部で――。


「ハハハッ! この肉いけるなァ!

 焼くと香ばしいし、煮てもイケる!」


「おい、酒持ってこいよ! まだ生きてるやつの悲鳴聞きながら飲む酒は最高なんだよ!」


 純血騎士団の男たちが鍋を囲み、楽しそうに談笑していた。


 その足元には、倒れた地中族の子供。


「…………ッ!!」


 ジバンが震える声を漏らした。


 拳を握り、涙を堪え、叫びを押し殺す……しかし。


「お前ら……!!

 一体……何をしているんだァァァァァ!!!!!」


 地底を震わせるほどの怒号。


 純血騎士団の男たちは振り向き、嘲笑した。


「なんだぁ? 生き残りか?」


「え、なにその髪型。モグラじゃん。キモッ」


「職務怠慢して逃げてたんじゃね?」


 その瞬間――。


 マランが一歩前へ出た。


 いつもの静かなマランではない。


 足元の影が――揺れていた。


「……お前ら」


 その声は、冷たい。


「ウジ虫共の親バエに伝えろォ……」


 純血騎士団の男たちが眉をひそめる。


「は? なんだよそりゃ――」


 マランの瞳が燃えた。


「天敵が来たってなァ!!!!!!」


 轟音のような叫びに、空気が震えた。


 影が広がる――。


 純血騎士団たちの顔が青ざめた。




――地底帝国サブマリア、その最深部。


 地中族を救うための戦いが――

 ここに幕を開ける。


モグラってホントに可愛いですよね…

一度でいいから、いや、何度でもウェルカム何ですけど生で見てみたいですね…

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