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この世界を壊します〜魔王に転生したので配下を揃えて国作りをします〜  作者: JUJU


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43/50

ネザリア“国家”始動 — 新たなる役職会議

第43話です。

宜しくお願いします。

塔破壊から一週間。

 急速に膨れあがった人口、増え続ける魔族の仲間たち。

 新たな拠点に移り住んだネザリアは、“国家”としての形を本格的に整える必要に迫られていた。


 そのため――


「全員、よく集まってくれた。」


 マラン=タン=リースの一声で、広く作られた会議室に緊張が走った。


 集まったのは、ネザリアを支えてきた主要メンバー14人。


 ザナド

 シェリー

 フェロー

 マニア

 アークレイド

 エラルド

 キラ

 メリーナ

 レイノルド

 スミレ

 モルック

 ミランダ

 ジャック


 彼らが静かにマランを見つめる。


 魔族たちがこれほどの人数で一堂に会すること自体、歴史的な出来事だった。




「まず……ありがとう。」


 マランが、ゆっくりと言葉を紡ぐ。


「これだけの魔族が集い、“国”を名乗る……そんな未来は、ほんの少し前まで想像すら出来なかった。」


 皆がそれぞれ静かに頷く。


「だが今――守るべき仲間が増えた。責任も増えた。

 魔族が元来群れない種族なのは理解している。

 それでも……俺たちは“ネザリア”という一つの国を創ると決めた。」


 マランの瞳には、これまで以上に強い光が宿っていた。


「俺一人でも、誰か一人でも作れない国だ。

 だから――力を貸してほしい。共にネザリアを形作ってほしい。」


 その言葉に、14名の胸が熱く震える。


 最初に口を開いたのはフェローだった。


「言われなくても、命を懸ける覚悟はとっくに出来てるさ、マラン。」


 マニアも続く。


「アタシももちろんだよ!ネザリアが大好きだから!」


 キラは満面の笑みで、


「任せてくださいよ!みんなで最高の国にしましょう!」


 レイノルドは真剣な表情でうなずき、


「……お前の言葉なら、ついていける。」


 スミレはウキウキした様子で、


「新しい仕組みとか考えるの、すっごく楽しみだよ!」


 ジャックは腕を組み、豪快に笑う。


「面白ぇじゃねぇか!乗ったぜ!」


 ――そして、ついに役職発表が始まる。





「さて、まずはザナド。」


 名を呼ばれたザナドは、ピクリと肩を震わせる。


「お前には……俺の秘書兼“院長”を任せたい。」


「い、インチョウ……? マラン様、それは一体……?」


「院長ってのはな、治療師の責任者だ。

 今後ネザリアには“病院”――治療のための施設を作るつもりだ。

 お前の回復系スキルは国でも随一だろう?」


 ザナドは大きく目を見開き、やがて震える手で胸を押さえた。


「こ、光栄です……!

 必ずや“インチョウ”として、皆を治してみせます……!」


(あれ……この世界には病院が無かったんだっけ……)

 マランは内心で苦笑した。





「次に、フェローとシェリー。」


「警備部門の責任者だ。」


 フェローは胸を叩き、真剣な表情。


「任せた!マラン……前は守れなかった。でも今度は違う。

 絶対にネザリアは俺が守る……!!」


 シェリーが横目で笑い、


「安心しなさい。アタシも一緒だもの。守りは完璧よ。」


 マランは2人の覚悟をしっかり見届け、頷く。


「頼りにしてる。2人とも……ネザリアの盾だ。」




「次にアークレイド。」


「外交官だ。」


 アークレイドは驚いたように目を見開く。


「わ、私が……?」


「あぁ。

 精霊族への単独訪問、お前の冷静さ、強さ……全部が適任だ。

 人族の世界を知っているのも大きな強みだ。

 他種族へネザリアの意思を伝える役……やれるか?」


 アークレイドの瞳が、熱で揺れた。


「……こんな私が誰かの役に立てる日が来るとは……

 謹んで、その役職……お受けいたします。」


「ありがとう。今のお前なら、信頼できる。」

 マランは静かに言った。





「続いてマニア。」


「はっ、はいっ!」


「食糧管理部門長だ。」


「しょ、しょくりょう……かんり……?」


「農作物の管理、食材の確保、分配……

 精霊族の農業技術を誰よりも吸収していたのはお前だ。

 食を支えるのは、国の命を支える事と同義だ。」


 マニアの瞳がキラキラと輝く。


「う……うん!アタシ、やってみる!!」


「任せた。」





マランは次々と役職を発表していく。


・エラルド → 開発部門長(魔石技術)

「最高の役目……!マラン様、全身全霊でやります……!」


・メリーナ → 警備主任(警備隊配属)

「護衛も戦闘も任せな!筋肉は裏切らないからよ!」


・キラ → 偵察部門長

「任せてください!情報の刃は誰よりも速いですよ!」


・レイノルド → 警察部門長

「治安維持は私に任せてくれ。」


・スミレ → 商業部門長

「市場作りとか、新しい交易とか……ワクワクしてきた!」


・ミランダ → 参謀

「アンタのやり方、嫌いじゃないわ。頭も使ってやるわよ。」


・ジャック → 建設部門長

「よっしゃ!デカい国にしてやるぜ!」




役職が全て決まったところで、

マランはもう一度全員を見渡した。


「……この国は、これからもっと大きくなる。

 仲間も増える。危険も増える。

 だが――俺たちが力を合わせれば必ず前へ進める。」


 その言葉に、会議室の空気が引き締まる。


「ネザリアを……俺たち自身が幸せに暮らせる国にしよう。

 その上で、他種族の未来も切り開く。

 ――その第一歩が、今日だ。」


「「「おおおおおおお!!!」」」


 14名の声が一つになって響き渡る。


 ネザリアという国が、

 本当の意味で“始動”した瞬間だった。


投稿頻度についてお知らせします。

平日は1話〜3話が目標(7時台、12時台、18時台)

土日祝は1話が目標(午前中)

あくまで目安なのでズレる場合があるかと思いますが

基本はこれで行こうと思っております。

宜しくお願いします。

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