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この世界を壊します〜魔王に転生したので配下を揃えて国作りをします〜  作者: JUJU


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40/50

咆哮と断罪、そして“復活”の影

第40話です。

宜しくお願いします。

――戦場の中心。


ルークスとマランは、すでに何十合も拳を交わしていた。


周囲の戦闘はすべて終わり、“二人の戦いだけ”が続いている。


大地は抉れ、空気は震え、魔力の衝突が砂煙を巻き上げた。


ルークスは汗だくになりながらも笑っていた。


「ハァ、ハァ……マジでしぶといな、魔王さぁん……!

 でもよ……そろそろ《本気》出していいよな?」


マランは冷静に答える。


「……遅すぎるくらいだ。早く来い」


ルークスの顔に狂気にも似た喜色が走った。


「《魔導闘気・狂牙装〈マッドファング〉》ッ!!」


瞬間、ルークスの筋肉が膨張し、血管が赤く光る。

全身の魔導紋様が覚醒し、凶悪な魔力が爆ぜた。


大地が陥没し、熱風が押し寄せる。


「いっけぇえええええッ!!!」


音より速く肉体が跳び、マランの眼前へ拳を振り下ろす――!


しかし。


「遅い」


マランの影が一瞬揺れただけで、拳は空を裂いた。


「は……?」


次の瞬間――


ドゴォンッ!!


マランの蹴りがルークスの腹を貫いたかのような衝撃を叩き込み、

ルークスは地面を何度も跳ねながら吹き飛んだ。


「がっ……あ……ぁぁああッ!!」


血を吐きながら地面に倒れ込むルークス。


だが、彼はまだ立ち上がる。


「な、なんで避けられんだよ……!

 こんな、こんなスピードを……!」


マランは淡々としている。


「お前の動きは全部、見切れている。

 塔の加護が無いなら――お前たちはただの“人族”だ」


「黙れェェェェ!!!」


ルークスは目を見開き、全魔力を一点に収束。


「――終わりだッ!!

 《魔導崩星砲〈アーク・アナイアレイト〉》!!!」


赤黒い魔力が収束し、小さな点から巨大な破壊光線へ変わる――!


塔の柱すら吹き飛ばせる威力。


しかし。


マランは、その光を真正面から見据えた。


「……無駄だ」


影が渦巻く。


黒い腕が無数に伸び――


光線を呑み込んだ。


「な……に……?」


ルークスの目が絶望に染まる。


マランの声は静かだった。


「お前の全力は、この程度だ」


次の瞬間。


マランは影から跳び上がり、

拳を握る。


その拳には、怒りも憎しみも――覚悟も宿っていた。


「フェロー達を――侮辱した罪、重いぞ」


ズドォォォォォンッ!!


拳がルークスの顔面を直撃し、

地面に巨大なクレーターが生まれた。


ルークスの身体はピクリとも動かない。


完全な勝負ありだった。


────静寂。


マランは倒れたルークスを見下ろし、一言だけ告げる。


「お前たち人族が積み上げてきた“歪み”は――俺たちが正す」




戦いは終わらない。


マランは塔へ歩を進める。


“魔族弱体化の塔”と同じく、

精霊族弱体化の塔も黒い光を放ちながら自動防御モードへ移行した。


巨大な魔力障壁が展開される。


「前と同じか……だが――」


マランは拳を握る。


「今の俺に、この程度の障壁は通用しない」


影が塔の表面を覆い、

内部の魔力核を捻じ曲げるように締め上げる。


「《影葬殿獄シャドウ・バインド》」


バリバリバリッ!!


塔が悲鳴を上げるかのように震え――


破裂した。


精霊族を弱体化させていた“第二の塔”は、跡形もなく消え去った。


瓦礫の中で光が揺れ、マランはそっと拳を握りしめる。


そして――誰にも聞こえないほどの声で呟く。


「……フェロー。これで復活の準備は整ったよ……」


影が静かに揺れる。


マランの瞳は、怒りでも悲しみでもない。


未来を取り戻すための冷たい決意だけが宿っていた。


節目の話で何度も言っていますが、

40話達成しました。

ここまで、見てくれた方ありがとうございます。

そして、この後書きも毎度書くことないな…と思って節目の話の度にこう言う文言で釈稼ぎを図っております…

ですので次から全く関係ない適当な事言ったりします。

すいませんが宜しくお願いします。

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