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この世界を壊します〜魔王に転生したので配下を揃えて国作りをします〜  作者: JUJU


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歓声の帰還

第31話です。宜しくお願いします。

――眩い転移光が収束していく。


 10階層の死闘を終えた六人が、ネザリアへ帰還した。


 光が消えた瞬間――


「「「おかえりーーーっ!!」」」


 轟くような歓声が、一斉に六人を包み込んだ。


 マラン、アークレイドをはじめ、ネザリアの魔族たちがずらりと並び、拍手と歓声で出迎えている。


 その光景に、マニアは唖然と目を丸くし、ザナドは驚いたまま固まり、シェリーは小さく目を細めた。


「……え、え? な、なにこれ……?」


「まさか……ずっと見てた、のか……?」


 キラが困惑気味に笑うと、


 エラルドが胸を張って前へ出る。


「ふふ……当然ですよ、皆さん。

 私が事前に設置しておいた監視の魔石が、10階層の様子をリアルタイムで映し出してくれましてね!」


 背後には巨大な投影ビジョンが浮かび、つい数分前までの激闘が映し出されていた。


 メリーナが呆れたように口を開く。


「ちょっ……お前、そんなモン作ってたのかよ!」


「当然でしょう。研究者としての義務です」


 エラルドはぐるぐるメガネを押し上げ、したり顔だ。


 ネザリアの魔族たちは次々と六人へ駆け寄り、口々に労いの言葉をかける。


「ザナドさん! あの速さ……本当にすごかった!」


「シェリー姐さんの毒、鳥肌立ったよ!」


「メリーナさん、壁ぶっ壊した時のあれ、あれ最高ッス!」


「キラ兄ちゃん、めちゃくちゃカッコよかった!!」


 皆が誇らしげで、嬉しそうで、そして……少し泣きそうなほどだった。


 仲間の成長を、命がけの戦いを、誰もが確かに見届けていたのだ。


 その空気の中で、マランが静かに一歩前へ出る。


「よく帰ってきた。

 本当に……誇りだ」


 その声は温かく、深く、どこか震えていた。


 アークレイドも胸に手を当てる。


「皆様、お見事でした。

 マラン様と共に、誇りと思っております」


 6人は顔を見合わせ、ようやく実感がこみ上げてくる。


 ――自分たちは、本当に強くなったのだ。


◆ ◆ ◆


 しばらく歓声と笑い声が続いた後。


 マランが再び前へ出て、軽く右手を上げた。


「……さて。

 ダンジョンの攻略は済んだ。ここからは――次の塔だ」


 場の空気が一気に引き締まる。


 マランは続けた。


「次は、精霊族を弱体化している塔を破壊しに行く。

 もちろん、精霊族と共にだ」


 その言葉に、仲間たちの表情が引き締まる。


「向かうメンバーは……

 俺、アークレイド、ザナド、シェリー、マニア、メリーナ、キラの計7名。

 エラルドと他の者たちは――ネザリアを守ってくれ」


 エラルドが胸に拳を当てて頷く。


「任せてください、マラン様。

 こちらには監視の魔石も、転移の魔石も、念話の魔石もあります。

 何が起きても必ず守ってみせます」


「私たちも、国を守るよ!」


「絶対に、もう二度と……同じ悲劇は起こさせない!」


 残る魔族たち全員が決意を込めて頷く。


 フェローの死を誰も忘れていない。


 あの痛みを二度と味わわないために――歩みを止めるわけにはいかない。


◆ ◆ ◆


 マランは静かに転移の魔石を取り出す。


「それじゃあ……行くぞ。

 ――精霊族の宮殿へ」


 仲間たちが石に手を触れる。


 光がゆっくりと広がり始め――


「絶対に成功させるぞ!」


「おうッ!」


「任せなさい」


「よーし! 行くよ!」


「ワクワクしてきた……!」


「ふふ、楽しみだわ……」


 決意の声が重なり、光が一気に膨れ上がった。


 次の瞬間――


 七つの影は、精霊族の森の入り口へ向けて転移していった。


 こうして、ネザリアと精霊族の未来を繋ぐ旅が、再び始まる。


すいません、31話は少し少なめですが

宜しくお願いします。

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