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偽り  作者: 神崎明日香
始まり
1/2

偽りの自分

 

「死ね。消えろ。」


 感情のこもらない声でひとり呟く。別に死にたいわけでも消えたいわけでもない。他人に向けた言葉であり自分に向けた言葉でもある。ネットで生み出されたもう一人の自分に向けた言葉だった。

 自らの全てを隠し、「かわいい!」「すごい!」と、思ってもいないことで他人を騙す。こんな毎日の繰り返し。もっと有意義なことに時間を使えばいいのに、私の一日はSNSで始まりSNS で終わる。

 これは、そんな私の死までを書いた記録用の物語だ。

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