無常
一切皆苦
ブッダの教え
思い通りにならない
諸行無常
儚い虚しい
それがこの世の真理
全部しんどい
不変なんて無い
正月早々、志の低いことを宣う
どう足搔いても、生命はいつか尽きる
別に破れかぶれになっているのではない
人生なんてろくなもんじゃない
人間が生きることは、辛いことばかり
わかっているから
全てを手放す
涅槃寂静
悩み苦しみからの解放
悟りの境地
身体も現実もコントロールできないから
心だけ解脱
思いは自由
地獄みたいな現世でも
精神世界は天国
究極の現実逃避
何も気にしない
吉本ばななさんの名作「キッチン」より抜粋
愛する人はみんな死んでゆく。
それでも生きてゆかなくてはいけない。
受け入れるしかない
死も病も老いも
人は皆苦しんでいる
痛みの中で生きている
だから嘆き悲しむのはやめにして
喜びを、希望を見る
夢を、愛を生きる
クソみたいな人生を精いっぱい楽しむ
そうするしかない
そうやって毎日を生きていくしかない
諸法無我
自分、自分と、地球は自分中心には回っていない
自分さえも存在しない
この世は幻、常なるものなど存在しない
確かなものはどこにも無い
物質も、人の心も、変わりゆく
それなのに執着したって仕方ない
愛しい人も、楽しい時も永遠ではない
一切合切、過ぎていく
だから、今、この瞬間、心から生きる
今ここにしか存在しないのだから
ブレない自分で
静かに、強く、安らかに
この時を、現実世界を生き抜く
人を愛して、世界を認めて
自分という存在を信じ続ける
人の思いは、魂は、存在する
身体も世界も全て消えても
心は消えないから
老いて病んで死んでも、心は不滅
不生不滅
生まれることも滅びることも無い
それが真実
真理を知って目覚めてもなお、定まらぬ心
人の心
人間というやつは
痛みのない人間なんて居ない
苦しみのない人生なんて無い
生きとし生けるものは必ず死す
それらが夢幻でも、辛いものは辛い
神の子イエスのような人間離れした生き方は到底できそうに無い
ブッダの教えはまだ人間らしい考え方
キリスト教より仏教のが日本人にはなじみ深いのもある
愛する人々の死にも自分の死にも
何が起きても心揺さぶられることなく安穏でいる
それが幸せの秘訣、らしい
皆がそんな風に生きるのは難しい
人の気持ちを考えるといたたまれなくなる
人の悩みを私が悩まなくていいのはわかっているが
身内の老いや病を見聞きして実感
救われたいのなら、涅槃へカモン!
悟って次元上昇していこうよ
人は「私はこういう人間だ」と自分で考えるその通りのものになる、そうだから