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咲く君のそばで、もう一度  作者: 詩門
サイドストーリー
89/111

親愛なる君へ

※本編一話目よりも、以前のお話になります。

 紙に綴られた世界に没入していると、風に頬を撫でられる。

 汗ばむ体には心地よく、揺れる前髪の毛先が顔にあたりくすぐったい。

 視線を外し、窓明かりが透けるカーテンの揺らめきを眺める。途端に夏の虫の声が鮮明に聞こえ出す。

 頭の奥から響く音。

 それに夢から醒める感覚がし、現実へ引き戻される。

 パタンと本を閉じ、座ったまま固まった背を伸ばす。

 そういえば今何時だ?

 さらにそり返り、背後の時計を見る。

 壁にかけられた時計の長身と短針は、予定の時刻が迫っていることを告げている。

 もう、こんな時間か。

 そろそろ出ないといけないな。

 まだ支度は済んでいないが、そんなものはすぐに終わる。普段の休みの日だって、こうして本を読むだけ。外出する機会のない自分の服は数少ない。

 すかすかのタンスから選ぶまでもなく手に取った白いシャツに黒いズボンに着替え外へ出る。

 内階段を下り、軋む音を立てながらアパートの扉を開ければ、刺すように強い日が俺を迎える。

 手をかざし、影を作り、空を仰ぐ。

 青空に綿毛のような雲が浮かぶ、カラッとした良い天気。

 良い天気すぎる。

 出かけるには不向きだと、炎天下へ重い足を一歩踏み出す。

 

 

 待ち合わせは、町の中央広場の噴水。

 目印になりやすいことから、よく待ち合わせの場所にされ、いつも人が集まっている。相手に指定されたまま考えず承諾してしまったが、もう少し近くにしてもらえれば良かった。ここからそこそこ歩かなければならない。

 暑さからか顔が下がる。

 煉瓦で舗装された道に、映し出された短い自身の影を見つめながら歩く。

 歩いているだけで汗が滴る。

 じりじりと皮膚を、焼かれる音が聞こえそうなほどの強い日差し。気が滅入る。

 こんな暑い日に、なんの用なんだ。

 いや、なんとなく想像はつく。

 あいつに呼び出される時は、だいたい色事の話を聞かされる。相手が俺と言うのは人選ミスだと常々思っているが、それをあえて問うたことはない。それは別に、聞く事自体に居心は悪くないから。

 甘い香りがふわりと鼻を掠め、顔を上げる。

 徐々に増えた人の中、ちらほらと花を手にしている人がいる。この匂いは花の匂いか。

 小さな白い花の花束を両手で抱えた初老の男。

 薔薇の花束を持つ若い女。

 そしてレースのようなひらひらとした花弁が、重なり合った薄ピンクの花を持つ母と子。

 皆が笑みを浮かべ、甘い匂いと共に幸福も漂わせる。気怠さに顔を下げ、また影を見つめながら歩く。

 

 大通りに出るとますます花の匂いが強くなる。

 この町を包み込むような、花の匂いの原因が分かった。通りでは露天商が並び、そのどれもが花や花をモチーフにした物が売られている。

 何かあるのかと考えようとしても暑さでぼんやりする頭は、その疑問をすぐに曖昧にさせる。

 人の多さにうんざりしつつ足を進めると、市街地の中開けた場所に出る。そこの中央に位置する噴水。ここが待ち合わせ場所だ。やっと着いたか。案の定この暑さでも人が多いが、水辺の近くのせいか僅かに涼しさを感じる。

 辺りを見渡す。

 まだ来ていないか?見当たら……あれは。もう来てたか。

 行き交う人の隙間、栗色の髪が見えた。人を避けながらそばへ行き、声をかけようとするより先にカイトが気がつき大きく手を振る。


「ヴァン!」


 駆け寄ってきたカイトは、いつものように柔らかく笑う。

 新緑のような黄緑色の虹彩が、芽吹くように光る優しい瞳。その目を見たら何故か胸がほっとした。

 カイトの顔を久しぶりに見た気がする。

 互いに忙しい身故、なかなか会う機会がない。特にここ最近、闇ビトの活動が急激に変化し対処に追われる日々。今までは組織的な動きを見せていたが、獣のように理性を失い捨て身のような攻撃を仕掛けてくるようになった。その異変に兵士たちは皆、口々に言う。死に急いでいるようだと。

 

「ヴァンに会うの、久しぶりな気がするよ」

「そうだな」

「すれ違ったり見かけたりはしたけど、ちゃんと会って話す機会が最近なかったよね。今日ヴァンが休みでよかったよ」

「あぁ。それより、今日って何かあるのか」

「え? どういう意味?」

「何故こんなに花を売ってる」


 ぽかんとしたあと、カイトは眉を下げて笑う。


「ヴァンらしいね」

「何が」

「今日は8月7日、花の日だよ。大切な人に感謝と愛を伝える日」

「そんな日あったか」

「もぉ、ここにどれだけ住んでるの」


 やれやれと呆れた顔をしカイトは首を振る。が、すぐにぱっと花が咲くように笑った。

 

「僕も花買いたいんだ。付き合ってよ」

「カイトも? ……まさか、買い物に付き合わすために呼んだんじゃないだろうな」

「そうだよ」

「あのな」

「はは、冗談だよ。ヴァンに会いたかっただけ。ならいいでしょ」


 まったく……文句の一つ言ってやろうと思ったが、硬く口は閉じたままで言葉が出ない。

 相変わらず素直な言葉をカイトは吐く。

 本人はなんの恥じらいもなく気持ちを吐露してくるから、その率直さにこっちは小恥ずかしくなる。カイトのこういうところに俺は弱い。

 そんな心情に気づくことなくカイトは、通りに並ぶ露天商を指差し見に行こうと、っと言って歩き出す。こうなればもう付き合う他ない。

 

 しばらく露天商を物色していたカイトは、目当てのものがあったのか青いパラソルを差した店の前で止まる。

 遅れてカイトの横へ並ぶ。店の女の前には、水が張った銀色のバケツが何個か置いてあり、その中に鮮やかな花達がさしてある。

 見たこともない名も知らぬ花に興味はないが、ただ気持ちよさそうだな、っなんて花に羨望する俺はどうかしてる。

 カイトが笑う。

 まるで今の愚にもつかない話を聞かれていたようでどきりとする。


「綺麗だね。ヴァンはどの花が好き?」

「ない」

「だよね。一応聞いてみたんだ」

「分かってるなら聞かないでくれ」

「もしかしたらって思ってね。ずっと一緒にいても知らないことはあるだろうから。特にヴァンはあまり話してくれない、あ、すみません」


 話を中断しカイトは、花を指差し頼み始める。女は手際よく取り出す。

 確かに長く共にいても知らないことはあるだろうが、花が好きなはずないことぐらい分かるだろ。

 俺とは違い、愛想の良いカイトは女と話をしている。二人の戯言のない会話を聴き流し待っている間、隣の店に並ぶ鉢植えに目がいく。ここは花が植えられた鉢植えばかり。こういうものを贈る人もいるのか。

 ゆらゆらと風に揺れる濃いピンク色の花を、吸い込まれるように夢中で眺めていると不意に昔の記憶の断片が蘇る。

 幼い頃花をあげた気がする。

 微笑んで受け取ってくれたあいつ。

 

 どんなやつだったか……まぁ、どうでもいいか。

 

 どうぞ、っと女の声に視線を戻す。

 カイトは白い花が包まれた花束と、オレンジ色の花弁に、黒い縞模様が入った二輪の花を受け取り金を払っている。

 花には無知な俺でも白い花はカーネーションだと分かる。オレンジの花は知らない。

 それにしてもやけに買ったんだな。

 誰かに贈るつもりなのだろうが見当もつかない。

 また好きな女でもできたのだろうか?いや、多すぎだろ。

 買いたいものも買えたようで店を離れ、当てもなく歩き出す。

 さて、これからどうするのか……ん?

 はい、っとカイトが白い紙に包まれた、オレンジ色の花を一輪差し出してきた。


「どうした」

「ヴァンにあげる」

「えっ!?……俺に?」

「感謝って思っていても伝える機会があまりないから」

「それがなんで今なんだ」

「今日がそういう日だからだよ」


 まぁ……そうらしいが。

 だからって、何だか釈然としない。


「それにいつ何が起こるか分からないから、伝えたいって思った時に言わないとって思ったんだ」

「なんだか不吉なことをいうな。何かあったのか?」

「別にそうじゃないんだけど……たまにはいいでしょ? ねっ!」


 あまりの無垢な笑みに気圧され、おずおずと受け取る。満足そうにしているカイトとは裏腹に俺は当惑する。

 気持ちはありがたいがしかし、これをどうしたものか。花瓶なんてものは置いてないし……空き瓶でもあったか?なにはともあれ、今は言わないと。


「……ありがとう」

「キルにもあげたいんだ。一緒に行こう」

「いいが」


 くれた花と同じ花を、もう一輪を持っている。きっとキルへなのだろうが、あと花束はどうするのだろう。

 視線に気がついたのか、カイトは柔らかく両手で花束を抱える。


「これはお母さんに。ヴァンには前、ついてきてもらったね」

「あぁ、そうなのか……一緒に行くか?」

「ううん、僕一人で行くよ。暑いからね」

「そうか」


 闇ビトの行動が不可解な今、正直一人で行かせるのは心配だ。

 だが、場所も場所だから一人で行きたい気持ちもあるだろうし、無理強いすることではない。だが……。

 それとなく送った憂えを振り払うように、カイトは微笑み歩き出す。

 そうだな。カイトはもう周りが認めるほど、立派に総隊長補佐の仕事をやり遂げている。子供じゃないんだ。俺は黙って後についていく。


 城へはもう簡単に入れてもらえる。

 それは俺自身も認知され、認めてもらえたということ。以前はキルに呼ばれもしない限り追い返され、会うことも叶わなかった。

 あまりの身分の違い。

 俺のような一階の兵士が、王と友であることをよく思わない者が多くいる。それは今も変わらないが、周りを黙らせるくらい俺はずっと自分と同じ血が混じる者を斬ってきた。

 罪悪感を抱いたことはない。

 ただそれだけであって、俺の守りたいものは明確であるからだ。


 

 キルがいつも執務を行っている部屋まで行く間、偉そうな貴族とすれ違い俺たちを見るなり眉を顰める。それだけだ。

 部屋の前にいる見張りに軽く挨拶をする。

 ノックをして見張りの男が声をかければ入れてくれ、っと扉の向こうから返事が返ってくる。

 扉を開ける。

 風を感じる。

 広い部屋の中、漆の塗られた木製の机の向こうに微笑むキルがいた。窓から入る風に、カーテンと同じように銀色の髪がそよそよと靡いている。ここは風が気持ちいい。

 失礼します、と言って中へ入る。

 変わらず立派な部屋だ。

 精緻な模様が描かれた赤を基調とした絨毯に、薪が置かれていない暖炉。壺などの装飾品。壁には絵画がかけられているが、俺には芸術はよく分からない。


「ヴァン、カイト。二人の顔を並んで見るのも久しぶりだな」

「そうかもな」

「そうかもなって、相変わらずだな」

「ふふ、キルに会うの久しぶりだね! 元気だった?」

「まぁ、ほどほどにな」

「ほどほど?」


 たわいの無い会話をしながら側へ行くと、キルの筆跡で途中書きのページが開かれている。これは見覚えがある。キルの日記。あとは花模様が描かれた便箋。これは誰かからもらったのだろうか。


「よく書き続けられるな」

「もうこれは日課だからな」

「だけどまだ今日は終わってないよ? 日記って一日の最後に書くんじゃないの?」

「いいんだ。書きたいことがあった時に書けば。忘れるだろ」

「何か書きたいことあったの?」

「さぁな」

「えーなにそれ」


 置かれていた手紙と一緒に、ぱたんとキルは立派な背表紙を閉じる。


「それで、今日はどうしたんだ?」

「はい、どうぞ」

「なんだ?」


 カイトはキルへ、俺と同じ花を差し出す。


「今日花の日でしょ」

「だから?」

「あげるってこと」

「えっ! 俺に!?」


 素っ頓狂な声を上げ、目を丸くするキルの反応は俺と変わらない。

 キルはぽりぽりと、人差し指で頬をかく。そして俺が持っている花に気がつき、お前も?っというような視線を送ってくる。頷いてやるとそうか、と言い花を受け取る。


「感謝の気持ちとあと、友情の印だよ」

「へぇ、そうか。急にくれるから驚いた……あ、ありがとう。嬉しいよ。しかし、まいったな。まさかくれると思わなかったから俺は用意してない」

「いいよ。ヴァンなんてそんな日あったか、なんて聞いてくるんだよ」

「はぁ。相変わらず淡白に生きてるな」

「俺には関係ないからな」

「やれやれ」


 再びはぁと深いため息を吐き、上目で俺を見る。

 人を射抜くような青紫の瞳。

 その鋭さに一度視線を逸らしてしまう。


「最近どうだ」

「変わりない」

「変わりないね。お前の噂はよく聞く。随分と頑張ってるみたいだな」


 それもこれも、キルの力になりたいから。こうして会いに来れるようになりたかったから。だがまだ十分じゃない。もっと任務に尽力しないと。


「あまり無理をするなよ」

「してない」

「だといいが。カイトは?」

「最近闇ビトのせいでやること多いからね、毎日バタバタしてるよ。でも僕は城勤めだから、直接対峙するヴァンの方が大変だよね」

「闇ビトの変化。お前はどう思う?」


 真剣味を帯びた瞳を見返す。

 それは何度か兵士たちの間で議論したこと。だが、結局これといった原因は不明。ただ戦う者たち誰もが感じていること。それは。

 

「身が滅びることに臆していない。最後の悪あがきというか……すまない。うまく説明できない」

「そうか……ヴァンのいう通り最後だといいが。何が起こるか分からないから気をつけろよ」

「あぁ」

「これから二人で何処か行くのか?」

「いや」

「僕はね、母さんに花を供えに行くんだ」

「そうか。ヴァンとは前一緒に行ってたな」


 そう言ってキルはうーん、と言いながら目線を天井に向ける。

 顎に手を添え何やら考え出す。急にどうしたんだ?真剣な……。


「俺もカイトに同行しようか」

「えっ!?」

「はぁ?」


 何を考えているのかと思えば、碌なものではなかった。


「ダメに決まってるだろ」

「ヴァンとカイトがいるだろ」

「付きが俺たちだけなのが問題だ」

「はぁ、自由がない」


 キルはこれみよがしに大きくため息をつきながら、ずずっと椅子に浅く腰掛け直す。


「子供の頃は、囚われることなく自由に遊べて楽しかった」

「大きくなるって、そういうものだよ」

「その返答はやめてくれないか」

「でも、できることも増えるから」

「責任ばかり増えていく」

「他にもあるでしょ」

「他? 思いつかんな」


 肩をすくめるキルの声色は、本当に何もなさそうに聞こえる。珍しい。あまり弱音のようなことは口に出さないのに。

 キルはこの国の王だ。国の未来がキルの双肩にかかっている。その責務の重みは、俺が容易く想像できるものではないが。


「いや、頼りないことを言ったな。俺は先代の王や、父上の顔に泥を塗らぬよう立派な王になり、必ずこの国の安泰を守る」

「うん。キルなら大丈夫。僕たちにできることがあったらなんでも言ってね。いつでも力になるよ」

「あぁ、二人のことは頼りにしている」


 頼りにしている、本当にそうだろうか?

 キルから頼られたことなんて、俺の記憶にはない。

 もらった花を見つめ友情の印か、っとキルは微笑む。


「せっかくもらったんだ。早々に枯らすんじゃないぞ、ヴァン」

「分かってる。水をやればいいだけだろ」

「長く持たせるために毎日水を変えて、茎を少しずつ切っていくといいらしい」

「へぇ、そうなんだ。よく知ってるね」

「受け売りだ。ほら、前話した面白い奴。そいつがやたら花に詳しくてな。聞いてもないのに話してくる」

「あぁ! そういえば言ってたね。もう結構経つけどいつ会わせてくれるの?」

「あいつも多忙なやつでなかなかな。たけど、二人に会いたがってる」

「そうなんだ! 嬉しいなぁ。どんな人かな? 僕も早く会いたいよ」


 純粋に胸弾ませられるカイトが羨ましい。俺は知らない奴に会うなんて億劫で仕方がない。

 面倒くさい、と包み隠さず顔に出す俺に、キルは意味深な顔でニヤリと笑う。なんなんだ。


「じゃあそろそろ行こうかな。遅くなるといけないから」

「カイト、気をつけてな。また来てくれ」

「うん。またねキル」

「じゃあな」


 キルに別れを言い、城をあとにする。

 来た道を戻る途中カイトは、満ち足りた目で花束に向け微笑んでいる。

 カイトは母親のことが好きで、少ない思い出の中でも母親の恩愛は覚えていると言っていた。

 泣いた時は優しく頭を撫でてもらい、いつも寝る前に本を読んでくれたと。

 あの時を取り戻すように、カイトは昔から家族に憧れを抱いている。恋愛体質なのはそのせいなのか。まぁ、カイトなら幸せな家庭をつくることができるだろう。

 

「今日はありがとう」

「ん?」

「呼んだら来てくれる、そんな友達がいることが幸せだと思ったんだ」

「カイト」

「ヴァンも何かあったら僕を呼んでね。じゃぁね」

「あ、あぁ。気をつけてな」

「うん。ありがとう」


 カイトは赤に染まった頬を緩ませ、踵を翻す。

 俺は陽炎が立つ町中へ、消えていく背を見送る。

 何かあったら呼んで、と前にもカイトに言われた気がする。いつだったか。


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