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不良少女の最後
金髪の女子高生が地面に倒れふしている。
回りには金属バットや鉄パイプを持った不良少女たち。
現状からかんがみても金髪の女子高生をやったのはこの者達で間違いないだろう。
倒れ付していた少女が息も絶え絶えに血反吐を吐きながら口を開く。
「テメーら！！卑怯だぞっ！金属バットなんてっ！それもよってたかってお前ら大勢で！」
「あーん？ おまえ今の状況分かってんのか！？
テメーは今地面に這いつくばって許しを乞うべきなんじゃねーのかっ！？」
周りの少女達は罵倒に合わせて嘲笑する。
耐えかねた金髪の少女は起き上がり反撃をしようと試みる。
まずはリーダー格である女にボディブローをかまそう。
そう思って隙を見計らい実行に移す………
だがその前に―――
―――ガンッ
鈍い音が響いた。
少女の頭に思い切り鉄パイプが振り下ろされていた。
頭からは大量の血。
少女が目を閉じる寸前視界には戸惑い逃げ惑う少女達が写った。
（これは……ヤバい……）
少女の意識はそこで消失した。
