小説家になろうという理想郷
こんにちは、聖属性エッセイストひだまりのねこですよ〜。
皆さま、小説家になろうはお好きですか? 私は大好きです。
だって、無料で登録できて、数十万作品、それも日々更新される新作も読み放題。これって、控えめに言っても天国だと思うんですけど? しかも読むだけなら登録すら不要ですし。
え? 素人が書いた低レベルな作品なんて面白くない?
ふふふ、もったいない。読書の楽しみ方は無限大。そういう方は、きっと本当の意味で読書の楽しみ方を、まだ知らないんじゃないかと思うのですよ?
サッカーで言えば、プレミアリーグしか見ないとか言っている自称サッカーファンみたいな。それはサッカーファンではなく、プレミアリーグファンです。
完成したものしか楽しめないなんて、実にもったいない。
サッカーの楽しさを知れば、草サッカーでも楽しめるはずなんです。最高じゃないですか!
私は草作家大好きですよ……すいません、駄洒落です。ごめんなさい。
さて、もちろん私も含め素人が書いた作品が多いのですから、いわゆる商業作品はもちろん文豪の作品とは比べられないかもしれません。
でもね、面白いんですよこれが。
型にはまり切らない野性味あふれる面白さ、魅力があるのです。
商業作品はね、無駄肉をそぎ落として洗練されているけれど、その分、無難にならざるを得ない。良くも悪くもほとんどが想像の範囲内なんです。
音楽や他の創作だって、動画サイトで素人がプロより支持を集めることだってあるじゃないですか。
素人や趣味だからこそ書ける作品がここにはある。だから輝いているし、ドキドキワクワクする。想像をいとも簡単に超えてくる。市販本ではなかなかそうはならない。
文法、作法、誤字脱字? そんなものいくらでも脳内補完できるのです。読み手を舐めないでほしいのです。
描写が足りない? 想像で補うから無問題。描写がくどい? 適当に間引くから大丈夫。
ここはね、原石の宝庫なんですよ。中にはビックリするぐらい輝いているお宝も眠っているし。
ランキングから読むもよし。キーワードから探すもよし。レビューから入るのも悪くない。
そこら中に、才能の塊かよ!? って驚く作品や作者さまがゴロゴロ転がっているからね?
しかも、編集者がいないから、皆さんの心のうちが丸見え! 欲望丸出し!!
まるで他人の秘密の日記を盗み読みしているような背徳感がたまりません。
しかもユーザー登録をすれば、作品の作者さまたちと交流できるチャンスまである。
いやあ……やばいぜ小説家になろう!!
でもね、一番の醍醐味は、やっぱり作品を気軽に投稿出来ること。読み手が書きたくなってしまうパターンはあるある過ぎて数えきれないぐらい。私ももちろんそのパターン。
私なんて、学校の感想文や小論文ぐらいしか書いたことなかったのに、何を勘違いしたか、いきなり長編ファンタジー書いちゃうんだからね? ネズミの国顔負けの魔法だよこれ。
しかも運が良ければ、書籍化の可能性すら常にある。昔だったら、原稿読んでもらうのに何カ月も粘って出版社に通うとかしないといけなかったのにね。
おいおい、どんだけ環境良いんだよ? すごいな小説家になろう。
無数の才能、読み切れないほどの驚異の作品群、そして目の肥えた知的レベルの高い書き手兼読者さま。ここには無限の可能性があるのです。
少なくとも、私はここ以上の理想郷を知らない。
現実が辛い、上手くいかないなら、ここで一緒に夢をみましょう。
読みたい作品がない? 上手く探せていないだけだと思いますけど、無ければ自分で書けばいい。
あなたが書いたお話は、間違いなくスペシャル。人は皆、その内側に異世界を持っている存在なのですから。
そんなあまたの神々が集う場所。それが小説家になろうなのです。
書いて読まれなくても気に病まない。そもそも、リアルで読んでくれる人、います? 私にはいません。
つまらないからじゃなくて、見つかりにくいだけ。読まれる工夫は必要ですけど、少なくとも読みたがっているありがた〜い読者さまの数はどこよりも多いのですから。
私のようにエッセイを書くのも良いですね。あなたの想いに興味を持って、作品を読んでくれたり、仲良くなれるユーザーさまが見つかるかもしれません。
少なくとも、私はいつもエッセイジャンルにいますからね? てぐすね引いて待ってますよ。生きものネタならたいてい食い付きます。ふふふ。
楽しみ方は無限大。せっかくの天国理想郷、はたまた無限のダンジョンか? 満喫しないともったいないですよ〜。