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死んだ猫と、龍也のデスマーチ  作者: ミントyuki
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死んだ猫と死のデスマーチ

長い夜を越えて新しい作品ができました。またこれも短編ではない長い小説。素晴らしい!

ーある日、僕はねこを轢いたー

  君の死は、無駄にしない



 風の気持ちいい夜、龍也はふつうで何も無いへやのなかでなんの変哲もない20インチの小さいテレビを見ていた。いまは、夜の9時。龍也は、しょぼしょぼしためでつまらない独り言を言っていた。


「なをだ、このテレビ。クソつまんない、趣味が、どうかしてる。」


そうは言うがなんだかんだ言ってみてしまう。龍也は、そんな自分に寒気を感じていた。夏なのに夜はやたらと冷える日本。そんな日本に、また寒気を感じていた。

 もう9時かぁ、そう思いながらもまだ寝ない。龍也は、まだ夕食をとっていないからだ。龍也は、空腹でグーグーなるお腹を押さえて思った。


(ひさびさに豪華な飯が食いたい。)


食は大事だというが、いままでほとんどコンビニの安い200円弁当しか、一人暮らしを始めて食べていないからだ。約2年間よく耐えたと思う、そう自分に言い聞かせた。

 1人の討論でどうするかの会議が行われた。その会議には、龍也の天使と、悪魔が出席した。


天使(いや、うまいと言ったら寿司でしょう。)


悪魔(いや、カツ丼でしょう。あなた、価値観どうかしてますか。)


1人とは言え、自分の中では天使と、悪魔が、戦っていた。(ここまではよく分からないと思うが、どうか理解していただきたい。)

会議から、8分がたった。天使と、悪魔はいまだに戦っていた。そこに、龍也本人がはいる。


龍也(すき焼きいこうぜ。)


天使 悪魔(それだーー)


 自分の中で、くりひろげられたくだらない戦い。1人暮らしに慣れて、人と話さなくなるとこう言う無駄な事が、脳に刻まれてしわができる。ボッチのしょうこだ。

 彼女いない歴=年齢の人生は、もう終わりにしたい。

 結局龍也は外食をすることにした。龍也は、家を出て車のエンジンをかけた。ブルルン。勢いよくなるエンジン音に龍也は少しビックリした。


「やべ、もう9時半だ。ヤバい店が閉まってしまう。」


  龍也は急いでみせへむかった。少しスピードをあげた。


 「お客様は、一名様でしょうか?。」


「はい。そうです。」


毎回この言葉を言うたびに思う。1人身!。

 龍也は、指定された席にすわって注文をした。

 

「お一人様用すき焼きセットと、、、あと、サラダ小盛り、、、を、ください。」


龍也は、お一人様用すき焼きセットとサラダ小盛をたのんで、スマホをいじりはじめた。スマホで、ニュースを見るのが習慣になっていた。(テレビがあるのに)


「株価があがってんな。、、、?、大猫のアニメ制作決定したんだ。」


「お客様こちらでございます。」


すき焼きセットが届き、調理を始める。ボコボコといい音と、いい匂いがした。龍也は、ん〜と鼻を鳴らしてリラックスした。


「よっしゃー。よし、くうか。」


目の前のすき焼きセットは、やはり食欲をそそる。1口食べると、口の中にうまさが広がった。約何年ぶりだろうか。がいしょくで、さらに高いすき焼きなんて。いままで、200円弁当しか食べなかった自分を拍手したい。

 うまかったからか、食べ始めて約15分くらいで食べ終わってしまった。龍也は、今日はいい日だと、10回ほど思った。


「よしいくか。」


ささっと会計を済ませて、車に乗った。


 これが悪夢のはじまりだった。


車を、ブルルンと音を立ててエンジンをつけた。風が気持ちい夜、そらは星満点で寝てしまいそうだった。


「やべ、ねむい。誰かひかないかな。ま、早く家に帰ってテレビでもみるか。」


龍也は、早く帰ろうと速度を80キロだした。

細い道路をとうろうとする。流石に、2メートルほどの道路では80キロも出せない。龍也は、その道路では最大20キロのはやさで、はしった。龍也は、何度か目をこすった。


「眠い。はやく家に帰りたい。」


 そう思いながらも少しスピードを上げた。約30キロくらい。軽自動車のくるまは、少しおとがうるさかった。ブルルン、そうなっては繰り返している。その音は、動物が嫌う音だった。車を走らすうちに、目の前のカエルが右端の用水路におっていくことがわかった。カエルが車のライトに反射しているのがわかった。夏に大量発生するカエルは、ヤバいくらいにうるさい。夜はいろんな意味で、ねれなかった。(暑いし、カエルうるさいし、あと心霊番組おぉすぎん?。)


その時バン、そんな音がした。


何か轢いたようだ。


龍也は、車からでた。後ろを見てみると、


 猫


を轢いていた。


「猫。ね、、、こ、、かあ。猫だったのかぁ。あ、、、、猫、、だ、、、っ、、たの、、、かぁ。ん、、。そ、、たったのかぁ、、、そうか、、、。」


 その時、猫がピクッと動いた。龍也は、反射的になぜか泣いてしまった。


「そうだったのか。僕は、猫を轢いたのか。そ、、、、そ、、、悪い、ことしたよな。死ん、、、で、、しまった、のか?。」


 また、ピクッと動いた。う、う、とうなった。(龍也)

龍也は、少し昔の事を思い出してしまったかもしれない。


 龍也はなぜか、轢いた猫をだいた。そして、車に乗せた。


「苦しい、苦しかった、、、そうだろ、、、ごめん。こんな、最後にしてしまって。野良猫かぁ。昔と、いっしょだ、、、、。」


その後、家に猫を連れてかえった。そして、、、。


「埋めてやるか。、、、?埋めて、、しまうかぁ、、、。」


その後、家の庭に埋めた。そして、、、その上に大きな石をおいた。



 そして、崩れ



落ちた。



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