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汚い部屋  作者:
5/10

滅茶苦茶だ。多分ストレスがたまっている。何かにイライラしてるときは自分が本来的に好きなことであればあるほど集中できなかったりする。別に私はこの仕事が好き、というわけではないけれど、比較的気分が楽な仕事ではあるので、その分別のところで溜め込んだ嫌な気分が残っていると余計に意識される気がする。


帰っても別にすることがない。私には明確に生きている意味がない。だから何をしていてもいい。何かできることがあるわけではないが。いつ終わってもいい。誰かを励ますことができるとは思わないし、本当のところそんなことがしたいとは少しも思っていない。私はいつだって自分のためだけに生きていたいと思っている。他人のこと、特に自分のために何にもならない他人のことなんてどうでもいい。だから、本当は、この仕事が終わって、私がここから出ていくちょうどいいタイミングでいろいろなことにけりがついていて、もう何も考えなくていいような状況になっていないものかと期待しているところがある。頑張りたい人たちが好きなだけ頑張りたいだけ頑張って、それでもどうしようもないところまで、行き着くところまで行ってしまったような状況に、私は生きていけるとは思えないが、それでもずっとうんざりしたような面倒な気分が積み重なっていくようなのが、分かりやすく最低最悪に単純明快になれば、いっそのことどうでもよくなってしまえるのではないかと期待しているところがあるかもしれない分からない。

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