表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
汚い部屋  作者:
4/10

何だったけ。特に何もしていなかったので、なにか思い出すことがあるわけではないのだが、何だったけ、って独り言みたいにして呟くとそこで頭が切り替わったような気がする。私みたいな人間、つまり無用であることに価値を見出すような人間、そうすることによって無用である自分に価値を無理やり付与しようとするような人間ができる仕事というのは世の中に極端に限られている。ほぼ無い、といってもいい。仕事というのは基本的に有用であることに価値を見出す有用な人間の有用な行いの集合体なので、私すごく無用なんです全然使えないんです要らないんですやばくないですか? みたいなのはアピールにならなかったりする。バイトの面接で失敗するパターンだ。趣味はないです。特技もないです。自己PRもありません。志望動機は、なんとなくです。どうでもよくないですかそういうのでなにか分かるんですか聞いてどうするんですか面倒だ面倒だ面倒だ時間の無駄だ帰りたい。私はこういう人間です、って知らねーよどうでもいいよお前誰だよそれを聞いてるお前はなんなんだよ。そもそも人間ですら無いような、気がしてるんですが。人間は人間に質問なんかしませんよね。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ