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088.太った男と犬は訳あって屋台を巡る

ここ最近、寝落ちしかしていませんね。


ほんと、0時までに書くのがどうしてこんなに難しいんだろうね?

 

 どうも。オークです。


 ミカエラさんに特殊メイクを施されたところ、レイラさんに拒絶されたオークです。


 あれから一週間経ちましたが、結局、レイラさんは僕の変装した姿に順応することはありませんでした。


『近寄るな! この変態!』


 変装した僕に会うたびに、そう叫んで僕を吹き飛ばす機械と化していました。


『このままのレディと僕がフェスティバルにゴーするのはいろいろまずい』


 と、ミカエラさんに言われたため、僕はしょうがなく犬さんと一緒にお祭りに行くことにしました。


 言っておきますが、別に犬さんと一緒にお祭りに行くことを喜んでいるわけではありませんよ。


 まぁ、うれしいといえば、うれしいのですが、それはあくまでレイラさんと行かなくて済んだことによろこんでいるのであって、犬さんと一緒にお祭りに行くことにはこれっぽっちも喜んでいません。


 目を離すと、どこかに行ってしまう躾の成っていないワンちゃんと一緒に散歩しているようなものです。


 こういうときのために、一応、レミオラさんから貰っていた首輪とリードを彼女につけて外に出ようとしたら、メイドさんたちに止められたんですよね。


 いやぁ、あの人たちは分かっていませんね。こういうワンちゃんはリードをつけておかないとどこか遠くに行ってしまうんですよ。


 まぁ、レイラさんを野放しにしていられるから犬さんが首輪をすることに抵抗を感じるのでしょう。


 さぁ、今日はお祭りです! しっかり楽しみましょう!


 とは言ったものの、すこし残念に思ったことがあります。


 あっ、ここにどこからどう見てもおかしい屋台があるぞ。試しに寄ってみましょう。


「らっしゃい! 領主様何の御用ですかい?」

「いや、僕は領主様じゃありませんよ」

「どっからどう見ても、贅を尽くした悪い領主様にしか見えないんだがな」

「どこをどう見たら、そう見えるんですか!」

「いや、その顔とその服装見たら大体そう思うよ」

「そ、そんな!」


 こんな感じでどこかの悪徳領主様だと勘違いされているのです。


 まったく、悲しいものですよ。


 さて、気を取り直して、彼に再度話しかけてみましょう。


「えーっと、その料理は何だい?」

「あぁ、これはかぼちゃの焼きそばだ。とある勇者様が収穫祭のために考えた料理だそうだ。そしたら、いつの間にか」

「これのどこが焼きそばなんですか! どこからどう見てもかぼちゃと焼きそばをそのまま焼いただけのものに見えるんですけど!」

「いや、ここに何か調味料入れたら、焼きそばじゃなくなる。ただのソースで和えた焼きそばになってしまう」

「それが焼きそばなんですよ!」


 いったい誰がこんな変な焼きそばを持ち込んだのでしょうか! こんな邪道は許せません!


「買わないの? 豚様」

「えーっと僕の名前はアリフェイルと何度も教えましたよね。どうして、豚なんですか?」

「豚様は豚様でしょ?」

「ぎゃははは! お連れのメイドさんにまで豚って呼ばれてんのか! ちょっとかわいそうになってきたからこの焼きそばあげるわ」

「その表情は本当にかわいそうだと思っているのですか?! 絶対思ってないでしょ! いや、絶対思ってないわ! とにかく、その焼きそばは……要ります」

「おう。そうだよな。焼きそば食わなきゃ祭りが始まったとはいえねぇからな」


 いえいえ、僕はこんな手抜き料理欲しくないですよ! ただ、隣にいる人に見つめられてついもらっちゃっただけですからね!


 ******


「どの屋台の料理も美味しいね。豚様」


 この犬さんと屋台を巡ること数十分。さっきからかぼちゃ飴やかぼちゃ焼き、かぼちゃ味のかき氷に、かぼちゃ味のアイスクリーム、さらにはかぼちゃすくいまで、なにもかもかぼちゃ関連の屋台ばかりです。


 どうして、みんなかぼちゃの料理の屋台を出すのでしょうか? そこに謎の同調圧力は必要ないと思いますよ!


 あと、かぼちゃ焼きの店主は絶対に許せません。


 見た目はたこ焼きなのに、中身がかぼちゃというゲテモノ料理を出してきたのです(偏見)。


 もし、僕が本当に領主様だったら、かぼちゃではなく、蛸を入れろと文句言っていますよ! 


「だから、その豚呼ばわりはやめていただけませんかね?」

「じゃあ、豚様が豚じゃなかったら、いったい何になるの? まさか、私と同じ犬だったの?!」

「どこをどう見たら、犬なんですか! 僕は人でしょうが!」

「臭いが人じゃない。豚の臭いがする」

「豚の臭いとは何ですか!」

「うーん。よくわかんないけどそんな臭いがするの!」

「自分でもよく分からない臭いを勝手に豚の臭い扱いしないでくださいよ!」


 ほんとどうしてみんな寄ってたかって僕のイメージを悪くしようとするんでしょうか! 迷惑です!


「わかるわかる。ボクも盲信者であり、社畜でもある救えない奴らに役立たずとか、穀潰しとか散々悪口言われるんだよ。もうムカつくよね」

「勝手に人の思考を読み取って、勝手に理解しないでくださ……」


 って、枕が喋ってる?!


次回も明後日更新予定です。


もう時間指定なんてしません。

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