086.みんな大好きかぼちゃの収穫祭
なんとか0時少し過ぎたくらいに更新完了!
なんかリアルの方がちょっと忙しくなってきましたかね。
どうも書く余裕がありません。
まぁ、そんなことは気にせずどうぞお読みくださいませ!
どうも。オークです。
気づいたら、死刑宣告が延長されていたオークです。
そんなにオークの怨霊が怖いんでしょうかね?
たぶん、僕は死んだら跡形もなく消え去っていくと思いますが、ひょっとすると、勇者教会の人たちは僕が怨霊になると勘違いしているようですね。
それなら、この世界はもっと愛くるしい豚の怨霊たちがいてもおかしくないんですけどね。特にとある女騎士様の周りとか。女騎士の周りとか。
さて、死刑宣告が延びたと言っても、それほど延びたわけではありません。
今からだいたい一週間後にあるかぼちゃの収穫祭を経て王様からありがたくギロチン直通チケットをいただくことになりそうです。
どうも、とある女騎士様が堂々と賄、ゲフン! お布施を送っているようですが、どうも芳しくないそうです。
そりゃ、亜人すら認めない頭の固い方々の集まりですからね。魔物なんて殲滅対象でしょ。殺さなくてもいいと認める訳がないでしょ。
まぁ、生きるのも地獄、死ぬのも地獄。それなら、死んでしまった方がまだマシな気がしますね。
それにギロチンはすんなり切れるそうですからね。生きて体を潰されるよりまだマシな気がします。
ただ、ギロチンの刃をわざと粗くされると、困りますね。その焦らしは一番必要ないから。やるときはさっさとやってちょーだい!
「英雄王様。英雄王様。どうしてそんなに喜んでおられるのですか? あぁ、死ななくて済んだから喜んでいるのですね」
そういえば、ここ3日ほどアリシア様が屋敷にいます。
お祭りの準備はどうしたのでしょうか? 聖女様は特に準備しなくて良いのでしょうか?
あと、僕が今、思っていることがほんの少し勘違いをされている気もしますが、彼女は可愛くて尊い存在なので許せます。
「オーク殿。ちょっとアリシア様と近くないか? 近いだろ? いや、絶対に近い! おい! いい加減離れろ!」
ただ、僕のすぐそばでぶつぶつ文句を言う女騎士様は別です。
人がほっこりしているところをナイフ突きつけて邪魔するなんてどこの強盗犯なんですか! 幸せは絶対に奪わせませんよ!
「そうだ! 英雄王様」
「何ですか?」
「お祭り一緒に回りませんか?」
「ア、アリシア様。そ、そ、そ、それはいくらなんでも、ダメだろ? ほ、ほら、あ、貴女はあくまでアスタシア教の聖女なんだ。オークにうつつを抜かしている暇はないだ「いいですよ」
「何を言ったのかな? オーク殿。もう一回言ってごらん?」
近いですね。お祭りに行くことぐらい普通じゃないでしょ。どうしてそんなに怒るのでしょうか?
「僕はアリシア様と一緒にお祭りを回ります」
「キシャーーーーッ!」
「ヒーーッ!」
勇者教会の皆さん。やはり、僕は怨霊にはなれません。なぜなら、目の前にとんでもない怨霊がいるからです。
そう。オークに勝手に心を奪われている怨霊が。
「さて、英雄王様。こわ〜いレイラさんなど放っておいて二人でお祭りを楽しむことにしましょう!」
「そうですね!」
「ふーんだ! 二人で一緒に“ピッピッピー”しておけばいいんだ! どうせわたしなんてただの凶暴な女騎士だ!」
なんか色々と文句を言っているようですが、人聞きの悪いことは言わないでくださいよ。
第一、僕たちはまだそんな関係ではありませんし。
ほら、聖女様だって、そんな、卑猥なことを書いてしまって赤面……してはいませんね。
おかしいな。こう言うときは赤面すると思ったんだけどな?
まぁ、僕は生きる怨霊様と一緒に歩かなくてラッキーです!
「アリシア様」
「青髪のメイドさん、私に何か御用ですか? 貴女とはあまり関係ないとは思うのですが?」
「ここでワットをしておられるのですか? あっ、ワークをサボっているのですか?」
「べ、べ、別にサボってなんかいないわ! そう! たまたま時間が取れたからここにいるだけなの!」
うむ。こういう動揺しているところも可愛いな。
こらこら、ナイフだけではなく勇者教会印の聖剣まで構えて無言で斬りかからないでくださいよ!
怨霊様、貴女は本当に自動殺戮機械だったのですか!?
「いくら、貴女のお気に入りのピュアホワイトでヒュージなスライムがセルされてしまったことにショックを受けているのはアンダースタンドしますが、ここで道草食わないでください。オブスタクルです」
さっきからこの片言メイドは何を喋っているのでしょうか? もっと、分かりやすく話してくれませんかね。
あれ? 白くて大きなスライム? どこかで見覚えのある生き物ですね。そのスライムが売られた?
どういうことなんですか! キング君は搾り取られたのに、その彼女さんは売られた!? あのカップルはどうしてそんなに不幸なんですか!
「オーク殿。さっきからぶつぶつ行っているが何のことなんだ? あっ、そこの不埒な聖女との隠し子の話でもしているのか?」
「どう聞いたら、そう聞こえるんですか! スライムのことですよ! す、ら、い、む!」
「あぁ、そうか。そうだったのか。良かった。この女に先を越されたのかと思ってヒヤヒヤした」
「貴女はヒヤヒヤしないでくださいよ!」
ほんと、この怨霊様は邪魔だ! 早く成仏してほしい!
「ゴーアウトしないようですね」
「当然ですわ。スラ子を売って、オーク殿と会うのを妨害した教会なんて信じられませんわ」
やっぱり売られたんだ! って、教会が僕と会うのを妨害していたんですか! そうだったのか! あの教会はオークも信奉していなかったのですか!
「さーて、盲信者共。やーっておしまい」
また、扉が乱暴に開かれました。いつか壊れませんかね? その扉。
うわっ! ゾンビが入ってきた!
あっ! よく見るとただの人間でした。安心しました。ところで、そんなにやつれてどうしたのでしょうか?
「聖女様聖女様聖女様聖女様聖女様聖女様聖女様聖女様聖女様聖女様聖女様聖女様聖女様聖女様聖女様聖女様聖女様聖女様「いやーーっ!」
あーっ! 聖女様! 僕を置いて窓から逃げないでください! 怨霊のあるお屋敷から僕を救って下さ〜い!
「さて、このゾンビはトラッシュしておくことにします」
「いや、この人、人間だよ。捨てちゃダメだよ」
「レディ。チャンスです。今なら何をしても、オーケーです。メイビースリーアワーですね。ドアはオープンしないので何をしてもオーケーです」
嘘だ! やめてくれ! そこの怨霊と同じ部屋に二人っきりなんて罰ゲームでしかありませんよ!
あーっ!
……。
なんか二人っきりになってしまいました。
よくよく思い返してみると、あのスパイだらけの屋敷の中でもこういうことはあまり無かったですね。メイドが一人か二人いました。
あと、よく考えてたら、お母様がこれを知ったらどうすんの!
もし何かあったら、僕、お祭りの前に死んじゃうよ! 本当にご馳走にされちゃうよ!
「なぁ、かぼちゃはいいよな。この国ではかぼちゃは幸福の象徴なんだ」
「へー。そんなの知らなかった」
って、今、その話関係ありますか?
次回も明後日更新予定です。




