第四十一話 クズ共を、ゴミクズに変えに行く!
ごめん。
今日は仕事をがんばったから、時間がなくて文字数が少ないです。
俺はバッカニアドラゴンのアオに乗りカルソンヌ城へ向かった。
街道の上空を東へ、東へ。
「アルト・セーバー! どこへ行くのです!」
「おっ! マックスウェル先輩じゃねえっスか!」
「ねえっスか……ですか……」
マックスウェル先輩が、黒いドラゴンに乗って俺の右側に来た。
何か変な顔しているな?
「アルト!」
「おう! アメリア! お疲れ!」
「お……お疲れ様……」
アメリアも赤いドラゴンに乗って来た。
アメリアは俺の左側を飛ぶ。
なんだ? アメリアも変な顔しているな?
「アルト・セーバー! どこへ行くのです?」
「カルソンヌ城さ! カルソンヌで粘っているパルシアのクズ共を、ゴミクズに変えに行くのさ!」
「なっ……! アルト・セーバー……その様子だと魔力に飲まれていますね?」
「ああ、久しぶりにデカイ魔法をぶっ放して、スゲエ気持ち良いんだ!」
マックスウェル先輩が頭を抱えているな。
なんだよ!
精鋭歩兵のイェニチェリを全滅させたんだぞ!
褒めてくれても良いのに!
「その様子では、止まりそうにありませんね……」
「――ったりめえだろ! まだまだ魔法をぶっ放し足りない!」
「アルト! あなたねえ! はぁ……状態異常回復の魔法は、私もマックスウェル先輩も使えないのよね」
「なんだよ! 二人してシケた顔して! 今夜で戦争を終わらせてやるよ。俺がキッチリとな!」
マックスウェル先輩もアメリアも心配そうな顔をするなよな。
「アメリア! あなたはカルソンヌ城に先行してと、総大将のダラス将軍とジャバ先生に状況報告を!」
「わかりました! ラファール! 行くよ! 飛ばして!」
「GUEEEEE!」
うお! 早え!
アメリアの乗る赤いドラゴンは、あっという間に見えなくなった。
時速何キロ出ているんだよ。
まさかの音速?
飛んでった後に、輪ッかが出来てたぞ。
あっ! そうだ!
「それよりマックスウェル先輩。鹵獲品の回収を頼んますよ。火炎放射器が二台生きているから、ワイバーンにでも運ばせてよ」
「鹵獲品ですか……。良いでしょう。手配しましょう。アルト・セーバー、また伝説級魔法を使ってパルシア帝国軍を全滅させるつもりですか?」
「ああ! 次も派手に行くぜ!」
「それは止めて下さい!」
「何でだよ!」
まったく何で止めるのかねえ……。
戦争なんて、さっさと終わった方が良いだろう。
「相手の魔法使いを殺さず捕えて欲しいのです」
「生け捕り? あいつをか?」
意外な一言だな。
あの魔法使いを生け捕りか……。
結構魔力が高かったよな。
ここできっちり始末した方が、後腐れない気がするがな。
「アルト・セーバー! あの魔法使いの服装を覚えていますか?」
「服装?」
「ええ。高級そうな白い生地に金糸の刺繍が入った服でした。おそらく高貴な身分の女性です。殺してしまえば、我が国とパルシア帝国の間がこじれる可能性があります。逆に――」
「なるほど! 逆に生け捕りにすれば、人質として使えると?」
「正解です。和平交渉が有利になります」
へえ。なるほどね!
さすがはカミソリマックスウェル!
「わかったぜ! あのクソ女魔法使いは、生け捕りにする!」
「頼みます! 私は鹵獲品を回収して、黄金のグリフォン号で後を追います」
マックスウェル先輩は、黒いドラゴンをUターンさせて行っちまった。
生け捕りねえ……ちょいと面倒だが、まあ、やれない事もないだろう。
パルシアの侵略者共……今夜は眠らせねえぞ……。
人の国へ来て勝手やりやがって、このクソが!
キリの良い所まで書き進めているのだけれど、なかなかたどり着けない。
(´;ω;`)
他の作品に手が回ってない……。すまないのだ。




