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第八十三章・悠VSテリー
俺はテリーの攻撃を避けながら、対策を考えていた。
涙との話があって、対策を考えてなかったからだ。
「!」
相手の武器は拳。
威力は高いが、リーチが短いのが難点だ。
だがこれだけ近づかれると、ホーリー&ダークネスが出来ない。
あれを相手と近いところでやると、俺も闇のオーラの巻き添えを食らう。
「アンタの必殺技――ホーリー&ダークネス。いくら(賢くない)アタシでも、あれだけ時間があれば対策がツク!」
俺の胸にテリーの拳がクリーンヒットした!まるでムエタイ選手のような拳だ。
「!」
俺は場外まで落ちそうになるが、(場内に)剣――バルスを刺して、踏みとどまる。
「やっぱそうでなくちゃね!」
テリーの拳から放たれた闘気が俺に近づいてくる。これはきっと魔法だろう。
俺は転んで避けるが、バルスが刺さったまま動かない。
(くそっ!)
俺は心の中でそう思う。
「これで間合いは関係ないし、必殺技も使えない」
俺は大ピンチだった。




