第八十一章・Aグループの決勝戦
俺たちがコロシアムの会場に戻ると、午後六時五十七分になっていた。
俺は涙と別れ、Aグループの決戦会場へ入る。
そこは(小さいマスで)六×六の三十六マスだ。
そこでは既にテリーが待っていた。
*
「ユウ、アンタ遅かったじゃん」
俺がこうなりたいと思うしなやかな筋肉をもつ女性――テリーはそう言う。
「予選が終わった時から五時間もあったと思うけど、アンタ何してたの?」
「親友とカフェテラスでご飯を食べていた」
「親友?それは男かい?」
「あんたは俺が女を親友にする男だと思うのか?」
「アタシは思う」
ズコッ!
俺は盛大にズッこけた。
俺は立ち上がると、
「なんでそう思うんだよ!?あんたは俺がショタコンって知ってるだろ!?」
「ショタコンって二次元の少年を愛する人のことだっけ?」
「そう。だから俺は女性を親友になんて――」
「アタシはそうは思わないよ。別に女の人が嫌いなわけじゃないんだろ」
「別に。まぁ俺は好きでもないけど…」
「ならいいじゃん。アタシとアンタは親友になれるよ」
「話にならん。俺がこの戦いで少年への愛を証明してみせる!」
「優勝賞金はアタシがもらうよ」
「賞金などいらん!俺はもう絶対に簡単には負けない!」
『Aグループ決勝戦――ユウVSテリーの戦いを始めます』
(俺が絶対に勝つ!)
(アタシはアンタに負けないよ!)
『では、始め!』
俺とテリーは同時に動いた。




