悠ストーリー「ボス先生の必殺技講座」3
俺たちは話を終え、必殺技の練習もとい訓練を始めた。
その時に初めて、『光輝剣ユウキソード』と『暗隕剣バルス』を渡される。
二つの剣の名前は昔の俺が考えたらしく、なぜこの名前が付くのかは、ボスにも分からないらしい。
持った感触は俺にフィットしている。数年来の愛剣たちがようやく帰った気分だ。
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「それじゃ始めようか、君の必殺技――ホーリー&ダークネスを」
「その前に質問」
俺は挙手をする。
「はい、悠くん」
ボスに当てられたので、俺は――俺しかいないが――聞いてみる。
「ボスはそのままでいいんですか?」
「僕は結界があるから大丈夫さ」
「結界?あの祓魔師が使うような?」
「何でその発想が出てくるのか分からないけど…。それは悪魔祓いのほうだよね。僕が言ってるのは、君たちの世界でいうバリアーみたいなものだ」
「つまり防護結界ですね」
ボスは納得いかないような顔をしていたが、
「うん。もうそれでいいよ…」
と、仕方なさそうに頷いた。
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話が脱線したので戻して、俺はボスに手順を教わる。
ボスは俺に手の動きも――自分の手を使って――教えてくれる。
俺は(ボスの教えで)手をクロスし、前に速く進む感覚を覚える。
「じゃあ実践してみようか」
まるでダンスのレッスンみたいだが、これはダンスのレッスンではない。
動かないボスに向かって、
「ホーリー&ダークネス」
を思いきりやってみる。
ボスの下からは黒い何かが噴き出し、俺の下からは白い何かが現れる。
その白い光に当たっていると疲れが消えていく。
サヴァスが消えた時は青白い光だったので、それとは違うようだ。
「よし。成功だね」
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その後の話で黒と白の何かが闇と光のオーラだと分かったが、ボスは闇のオーラが当たっても普通に立っていたので、成功したのかどうかはよく分からなかった。
* * *
終わり




