第七十四章・ホーリー&ダークネス
俺とテリーが(アナウンスを)待っているとアナウンスが鳴った。
『出場者の皆様は集まってください』
俺とテリーとその他大勢は(呼ばれたので)会場へと向かう。
*
会場は八×八の六十四マスだ。会場の周りには観客席が設けられており、そこでたくさんの人たちが俺たちを見ていた。(ちなみに涙はBグループで別の会場にいるので、観客席にはいない)
俺は見られるのが苦手なので、集まっている奴らの後ろに隠れている。
そこで忍者のように隠れていると、テリーに見つかった。
「アンタ何してんの?」
「いいだろ別に」
俺としてはすでに帰りたい…。
そんなことをしていると、俺たちの前に(モニターごしの)司会者が現れる。
『これより予選を開始します。Aグループは五十六人。その中から二人に絞り込みます』
絞りすぎだろ!
「絞りすぎだね…」
俺とテリーの意見は――心の中と外の違いはあるが――同調した。
『では位置についてください』
俺が位置につくと司会者は言った。
『では始め!』
*
俺は今――大会事項で武器と魔法以外の使用は禁止――モードチェンジが使えないので逃げていた。
(こんなのやってられるか!)
自分から大会に出場したとはいえ、人に見られるのではわけが違う。
テリーに協力してもらいたいが、今は敵同士なので頼みにくい。
俺は全力で逃げていた。そこに二人の男が現れる。一見弱そうな俺を倒すために共闘したのだろう。棍棒を持って俺に向かってくる。
「こんな雑魚。一捻りだぜ!」
(こんな、雑魚?)
俺は片方の男が言ったその言葉に反応する。
俺は振り返ると、二人の男の足をアイスで凍らせた。
「お前ら、覚悟はいいんだな?」
「「えっ?」」
二つの剣を引き抜き、手をクロスにして、前進運動を使い二人を通り過ぎる。そこで(手の)クロスを止める。
その時、俺は(ボスに教えてもらった)必殺技を使っていた。
「ホーリー&ダークネス!」
俺の必殺技は範囲攻撃だ。自分に光のオーラを与え、相手に闇のオーラを与える。まさに光と闇のコントラストだ。
「お前はもう――死んでいる」
「「ぐはぁ」」
男たちの下から闇のオーラが上がり、俺の下からは光のオーラが上がる。
その光が俺を回復するという仕組みだ。
(俺をバカにするこの大会をさっさと終わらせる!)
その後の俺は、ホーリー&ダークネスで一人ずつ倒していった。




