サヴァスストーリー「師匠を超えるために」
もうすぐ(俺たちの)コロシアムの戦いが始まるのだが、ここで別の話。
俺と飛鳥にやられたサヴァスとアリーの話だ。
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俺には師匠がいる。
その師匠は俺のEランクより上の、Eランクマスターだ。
最初はFランクだった俺が、Fランクマスターを倒せたのは師匠のおかげだ。
俺にはまだまだ追い越せない壁だ。だけど、俺は追いつきたかったんだ。
だからあんな方法を使ったんだ。それが間違いと知らずに…。
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昔の俺はただの木っ端悪魔だった。
赤い空がただ続く魔界に飽きた俺は、人間を知るために魔界の外に出た。
初めて来た人間界は魔界の空とは違い、青い空をしていた。
血のような真っ赤な川も、澄んだ青だった。
俺はそれに見惚れててワープホールを固定するのを忘れていた。
「あっ!」
気が付いた時にはワープホールは消えていた。
そんな状況で途方にくれていた俺を助けてくれたのが師匠だったんだ。
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最初は悪魔の俺とヨボヨボじいちゃんである師匠という姿の違いに驚いたが、それも生活していくうちに無くなった。
そして、俺は師匠にあらゆることを教わった。
武道・学問・料理・人との接し方・女性へのモテ方。(最後のは俺には関係ない)
その中の武道で武器を選ぶ際、俺には槍がフィットした。
だから師匠は、俺に槍術を教えてくれた。
師匠がよく言っていた「よく学び、よく遊べ」。
俺はそれを実践してみるみるうちに強くなっていった。
「師匠。俺、Fランクマスターになりましたよ!」
「そうか…。良かった、良かったな(涙)」
「師匠、まだ泣くのには早いですよぉ(涙)」
「お前だって、泣いておるだろうがぁ(涙)」
その時は俺と師匠は共に抱き合った。人間とか悪魔とかそんなの関係なく、お互いを支え合いながら。
その関係はいつから変わってしまったのだろう。たぶんあの時からだ。
* * *
2に続く




