表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
孤独の破壊者  作者: 天魔時男
69/306

第六十八章・デス

 「はぁ、大変な仕事だ」


 僕は玉座の間から出ると、姉さんと別れて、自分の部屋へと直行する。

 戦うのに必要なものを準備するためだ。

 僕の部屋にはたくさんの魔法書が置いてある。

 あの事件があった後も魔法の勉強をするためだ。

 他にやることがない、というのが本音である。


 「よし、これもいい。後これも」


 僕は愛用のシルクハットを机に置き、肩掛けカバンに本を入れていく。

 本をカバンに入れていると、コンコンとノックの音が鳴る。

 これは姉さんのノックの音だと僕はすぐに分かった。


 「姉さん、何か用?」


 僕がドアを開けると、

 「用はないのだけれど、少し気になってね」

 「今回の任務?」

 「そう。大竜丸様は今回の任務に別の思惑を隠してらっしゃるのかも…」

 「別の思惑、何それ?」

 「それについては分からないわ。私からはなんとも…」

 

 姉さんは僕としか喋れないが、僕にも姉さんが何を考えているのかは分からない。


 「だから気を付けて行きましょう。キール」

 「え?う、うん」

 そう言って、姉さんは自分の部屋に戻っていく。


 姉さんがこんなことを言うのは初めてだ。

 「気を付けて行きましょう」――そう言った姉さんの言葉を肝に命じて、僕は準備を進める。

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ