表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
孤独の破壊者  作者: 天魔時男
65/306

第六十五章・合宿の最後は…

 もうすぐ俺たちの合宿は終わる。

 俺がやったことと言えば、海を見て、ボスのキツイ特訓を受けて、()()()()()()肝試しをしたぐらいである。


 (後は「緋弾のア○ア」のⅠ・Ⅱを読んだくらいか)


 これで何の成長をしたのか謎である。


                  *


 俺たちはそれぞれの荷物を持つと、横一列に並ぶ。

 中学の修学旅行の時も感じたが、最終的に何を学んだのかはいつも分からない。

 だが、これも青春の1ページには、なるのだろう。

 

 「じゃあ記念撮影しようか」


 ボスがどこから取り出したのか分からない、デジカメを持っている。


 「俺、写真とか苦手なんだけど…」

 「そんなこと言っちゃダメですよ悠さん。私が隣にいてあげますから」


 飛鳥が俺の左隣に来る。


 「な、なら俺も」


 涙が俺の右隣に来る。手をつなごうとしてきたので、振り払う。


 「ドルとフウはまだ小さくて(私たちの後ろにいると)見えなくなっちゃうから悠お兄ちゃんの前に。

 私たちは階段を上って、右が私、真ん中がフレア、左がスイリュウの順番に並ぼう」

 「「はぁ~い」」

 「了解」

 「……」


 リンの的確な指示により、フレアとスイリュウ、契たまの二人が並んでいく。


 「じゃあ撮るよ」


 ボスがデジカメを(タイマー設定にし)机に置くと、


 「ボスさんも速く!」


 飛鳥がそう大声で呼ぶ。


 ボスはそれに反応すると、テクテクと早足で歩き出す。

 ボスは少し止まると、「僕はここかな」とドルの左隣に座る。

 俺から見ると、(左から)ボス・ドル・フウの順番だ。


 「はいみんなポーズ!」


 ボスがそう言うので、俺たちはそれぞれでVのポーズを作る。

 そこでカシャと音が鳴る。

 ボスが見ると、よく出来ているらしい。

 俺も見てみると”うん、よく出来てる”とそう思う。

 

 これは俺の思い出の写真になるだろうし、これだけは(破かない限り)残り続けるだろう。


                  *


 契約者たちと契たまの二人が帰り、ボスもギルドが気になるらしく、先に帰る。

 ボスも帰ったので、久しぶりに俺たちは三人になる。

 

 「楽しかったですね、合宿」

 「俺としては夏はこれからが本番だけどな」


 涙は来週から陸上部の合宿があるらしい。


 「俺としては午前中だけだから大丈夫だけど…」


 ワープロ部は夏休み中は午前中だけで、休日は別にない。


 「そういえば、飛鳥はどこの部活に入ったんだ?」


 俺が興味本位で飛鳥に聞いてみる。

 だが、それは驚きの答えだった。


 「私はどの部活にも入ってません」

 「ん?なんでだ?」

 「マザー・イントワネイトのことがあるからです」


 マザー?どこかで聞いた名だな…。

 ああ、そうか。そう言えば、俺ってマザーに記憶を消されたんだっけ。


 俺のそんな考えなど知らず、

 「マザーを倒すまで、私は部活に入ることはしません」


 飛鳥はそう締めくくった。 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ