表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
孤独の破壊者  作者: 天魔時男
63/306

第六十三章・悠がいなくなった後に…

 俺は悠が全速力で駆け下りるのを見て、溜め息を()く。

 もし、俺がのっぺらぼうのように顔が無かったらあいつは喜んでいただろう。

 だがフレアが俺たちに提案したのは、()()()()()()()

 親友が女装をしているという状況と、女装による厚化粧、二つの相乗効果できっと驚くだろう、と。

 俺としては嫌だったのだが、みんなが大盛り上がりだったので、渋々(しぶしぶ)了承することにしたが…。

 

                   *


 「まさかこんなに驚かれるとはな」


 メイクをした飛鳥とリンにメイクを取ってもらい、十二単を脱いで、俺はジャージ姿で段差に座る。


 「大成功でしたね、涙さん♪」

 「私としては予想外でしたけど…」


 そこにメイク道具を直し終えた飛鳥とリンがやってくる。


 「俺としては、そうだな…」


 アイツが悲鳴をあげて逃げたのには驚いたが、アイツが悲鳴をあげるのは珍しいので、それはそれで良かったと思う。だが、好きな相手に逃げられるのはつらいので、とにかく複雑な気分だ。

 それに女装が出来なくなりそうだし…。


 「これで悠さんを()らしめられましたね」

 「本当にあれで良かったのでしょうか?」


 そう言って階段を下りていく二人を見ながら、

 (悠のやつ、明日絶対引きこもるだろうなぁ)

 と俺はしみじみ思う。


 こうして、俺たちの合宿――二日目は終わる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ