第五十五章・テスト勉強
涙と話しボスと戦った日から数日が過ぎ、テスト期間がやってきた。
テスト期間中は部活は休みになるので、俺がタイピングだけをしていた部活――ワープロ部も休みになる。
まぁ、タイピングをしてたおかげで新人賞も取れたわけだが…。
そんなわけで戦いづめだった一学期だとしても確実にテストはやってくるわけで…。
ギルドでは勉強会が行われている。
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というか二人が俺個人に教えている。
これじゃ俺の勉強会じゃねぇか!とツッコみたくなったが、空気がそうさせない。
涙は中間テストで学年一位を取っているので余裕だし、飛鳥は授業中の問題は全て答え、予習・復習を毎日やっているせいか数学の途中テストは毎回満点だ。
このバケモノどもめ!と俺は思うが、声には出さない。
二人はと言うと涙は「赤点だけは免れような」と仏の顔をしてくれる。
逆に飛鳥は「ライトノベルは没収です!」と俺の唯一のアイデンティティを奪い、その上で「なんでこんな問題が分からないんですか!」と鬼の表情で俺を怒り出す始末。
まさに鬼と仏。正反対の二人である。
ボスはといえば大広間で(高校生の問題は簡単らしく)普通に寝ていた。
亀の甲より年の項と言った所か。
アヴィスに至っては話に入る気がなく、沈黙を続けている。
明日もこんな地獄が続くらしい。
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期末テストはあまり思い出したくないので、割愛させてもらう。
しいていえば、俺は上の下、涙は(中間と同じく)学年一位、飛鳥は歴史が苦手らしく点数があまり伸びず、学年二位になった。
だがその点数を見せてもらうと七十点だった。なんなんだよ一体!




