49/306
第四十九章・なぜお前が…
昨日は悪の組織で盛り上がったわけだが、一日経つと普通にフレアは登校していた。家庭の事情は終わったらしい。
そんなこんなで午後の授業を終え、昼休みになったので弁当を食べ終えた俺がラノベを読んでいるとフレアに呼び出された。
*
俺が空き教室に行くと、フレアが先にそこにいた。
俺が空き教室に入るとフレアが扉を閉める。
「こんなところに何のようだよ?」
俺がフレアに問いかけると、「い、いやそれはその…」とフレアは口ごもる。
そんなに言いにくいことなのだろうか?ま、まさか…。
俺はその可能性に思いいたるが、うん、それはないと思いとどまる。
転校生が主人公に告白するなんてありがちなパターンだし。男が男に、は知らんけど。てか俺って完全に腐男子じゃん!
そう盛り上がっていると、「大丈夫か熱でもあんのか」とフレアが俺に近づいてくる。
いやねぇし。てか入学してから一度も無い。
そんな俺の心情を無視して、フレアが俺の額とくっつけようとしていると、
「ちょっと待ったぁ!!」
なぜかここにいる涙が邪魔をするのだった。
(昼練はどうしたんだよ…)
俺はこの状況でそんなことを思った。




