第四十六章・涙VSスイリュウ
飛鳥がリンと正々堂々の勝負をしていた頃。
俺は(プールの近くにある)ゲートへ来ていた。
奥まで行くと、そこには青髪の少年と水の精霊がいた。
*
「来たか」
「冷静ですね、スイリュウ様」
よく分からないが、二人(?)で何かを話しているらしい。
「えっと、俺は滝沢涙。お前は?」
「……」
俺は話してみるが、青髪の少年からは何も反応が無い。その横にいる精霊が代わりに話す。
「私の名前はアクア。この方はスイリュウ様です」
とりあえず名前は分かったが、どうやって戦おう…。
*
数分後、「憑依「海…帝」」と言って、いきなりスイリュウが変身したので、俺も慌ててモードチェンジで、『コキュートスモード』になる。
「水柱」
そう言ったスイリュウの足元からは水柱が立ち上る。
相手は水のエキスパート。氷は相性がいいが、何をしてくるか分からない。気を引き締めていかないと。
「アイスグランド!」
俺が地面を凍らせると水柱も凍りつく。
(よし!)
これで戦いやすくなった。ここからは俺のフィールドだ!
*
そう思ったのも束の間。俺は「海龍」を出されて逃げるしかない。
さっきから凍らせてはみるが、次から次へと違う「海龍」が出てくるので、キリがない。
滑って避けてはいるが、このままじゃこっちの魔力が切れるのが先だろう。
(どうすれば…)
全く動かないスイリュウとは対照的に、俺はずっと走り続けている。
相手は海龍の制御でいそがしく、動くことができない。
(なるほどな)
解決の糸口が見えた気がする。
(このまま行くか!)
俺はそのまま壁を滑ることにした。
俺はスイリュウの真上まで行くと、クルッと回転し、着地して、「アイススラッシュ」でスイリュウを倒す。
俺たちはそれぞれの戦い方で契約者たちに勝ったわけだ。




