第四十二章・ゲートは突然に
翌日の昼休み――俺が図書室からラノベを借りて出ると、いきなり時が止まった。
どこかにゲートが出来たのだ。
(いきなりだな…)
そう思った俺だが、思っているだけで何かが変わるわけではない。
俺は飛鳥と涙と合流するため、一年六組の教室へと向かうのだった。
*
悠が飛鳥や涙と合流する前――俺は(男子更衣室の中に)作ったゲートを見ていた。
「これで誰か一人がこっちに来るはずだ」
だが、俺を倒したとしてもスイリュウとリンがいる。
これは三人で考え、三人で決めたことだ。
「さて、誰が俺を楽しませてくれるのやら」
フレアは楽しそうにゲートの中へ入るのだった。
*
俺が二人と合流するために教室に入ると、二人は作戦会議をしていた。
俺はラノベを(通学)カバンの中にある袋に入れ、作戦会議に加わる。
何でもゲートは三つあるらしい。なので、誰がどのゲートを行くのかを考えていたらしい。
「このゲートは、悠さんか涙さんに決まってますけどね」
そう言って指した方角は、更衣室がある方角だ。
「一つは男子更衣室にありますし…」
飛鳥は嫌そうに言う。
「なら俺はパス」
いくら少年愛者とはいえ限度がある。
「なら俺が」
涙はそう言うと手を挙げる。
「なら私が」
飛鳥もそれに続く。
そんな二人を見て俺も、「なら俺が行く」と手を挙げる。
するとこう言うことになる。
「「どうぞどうぞ」」
俺は手を挙げたことを後悔した。




