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第四十章・赤髪の少年
昼休みになったので、俺は一人で弁当を食べる。
変な噂が(まだ)流れているので、俺は涙と別々に食べることにした。
飛鳥も涙も他の友人と食べている。
(まぁ、一人で食べてたほうが気は楽だけどな)
そんなことを思ってみたり。
俺が一人で弁当を(黙々と)食べていると、前のドアがバンッと勢いよく開く。
(嫌な予感が…)
俺はトイレに行こうかと席を立つ。
その時、前のドアから赤髪の少年が入ってきた。
「きゃあ~」と(女子たちから)黄色い声があがる。
(うるさい)
席を立った俺は、女子たちのうるささに耳を塞ぎたくなる。
そんな声を気にもとめず、「おっ、お前が村木悠だな」と声をかけてくる。
(はぁ?)
クラス中の時が止まる。




