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第二十五章・変わりゆく日常
(まさか土曜日に学校にくることになるなんてな)
俺は学校の正門前にいる。
*
今から一時間前。
俺が電話を取ると、
『悠さん、大丈夫ですか!』
と電話の向こう側から飛鳥の声が聞こえる。
っていうか、飛鳥声大きすぎ!受話器から手、はなしそうになったし…。
そんな俺の心中など露知らず、飛鳥は勝手に喋り出す。
飛鳥の話を簡略化すると、今から数十分前にいきなり全ての町の時が止まったらしい。それも、その発現地は、俺たちが通っている学校らしい。だから、すぐに来てくれと。
俺はムリといいたかったが、今は言える状況じゃない。
俺は受話器を置くと、飛鳥に渡されたカードを手に持って、かかとをカンカンカン、と三回鳴らした。
*
そして、今に至る。
俺は自分の家からドラグナーにあるギルドへ飛び、(すでに指定してあった)学校へとワープして、飛んだのだ。
電車が止まっているので仕方ないが、それでも二十分はかかる。
俺としては電車で普通に乗るより――電車は行きで五十分――速いので、毎日でも使いたいのだが、(飛鳥に)怒られそうなので、止めておく。
すでに二人は、学校の中だろう。俺も急いで、向かうのだった。




