109/306
第九十三章・『花の庭園』
俺がテレポートしたのはある場所の花畑だった。
「ここは『花の庭園』。ドラグナーにある『草の庭』と対極の位置にある場所です」
キールの手には本が握られている。
「その本は?」
「僕はAランクマスターとして『中間の試練』も担当してますので、貴方を試させてもらいます」
つまりテストってことか。嫌だな…。
キールが花畑に本を投げると(本が)花に変わっていく。
「貴方の場合は全属性が使えると聞いています。なのでまずは魔法の知識から。間違えると爆発します♪」
「爆発するのか!?」
花は三つあるのだが、そのうちの一つが開く。
「一つ目は初級魔法の問題です。初級魔法で一番使われている魔法は?」
俺が考えていると、一羽の鳥が飛んでいく。
(姉さんなら大丈夫だと思うけど、念のためにね…)
そのことを俺は知らなかった。




