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涙ストーリー「『氷剣レクイエム』の復活」3
俺たちは東の森を東に進んでいた。
(東の森を)東に進むとその先に泉があるらしく、そこで「レクイエム」を修復するらしい。
*
「私も死ぬのだろうか…」
スイリュウは立ち止まってそんなことを言う。
俺は振り返り、
「人は誰だって死ぬ。人だけじゃない。悪魔も天使も誰だって寿命がくる。それは自然の摂理だ。まぁ、例外はいるが…」
俺は身近にいるあの人のことを思い出す。
それに悪魔だって寿命がくれば亡くなるのは確かだ。
俺が(転生する前)悪魔だった時もそうだった。
人間よりも長命とはいえ、生物の限界を知った。
「どうした?」
スイリュウが話しかけてくる。あの時よりも(彼は)成長しているのだろう。
悠も少しずつだが成長している。俺も変わらないと。
「二人とも何やってるんですか!?置いていきますよ!」
そう先頭に行っていたアクアに言われる。
まるで誰かさんそっくりだと俺は思った。
* * *
4へ続く




