涙ストーリー「『氷剣レクイエム』の復活」
俺は悠と別れ、カフェテラスで昔のことを思い出していた。
それはフレアに壊された「レクイエム」の復活のことだ。
*
俺が陸上部で走り終わった後の帰り道、ボスに言われたので、――母さんに連絡してから――俺はギルドへワープした。
*
「それで話ってのは?」
俺は大広間でボスの話を聞く。
「僕も君の『氷剣レクイエム』が壊れるとは思わなかったよ」
俺の油断で(フレアに)刀身をすっぱりと斬られてしまった。
「君が「インスタントフリージング」を使ってたら話は別だっただろうね」
「使ったとしても負けてたかもしれませんよ。炎と氷じゃ相性が悪いですから」
いつもの俺ならこんなことは言わないはずだが、今の俺は(あの時のことがあって)元気が無い。
悠に励まされたとはいえ、それで元気になるほど俺の心は強くないらしい。
「そんな君の朗報だ。ね、スイリュウくん」
「……」
「何か話しましょうよ。スイリュウ様」
確かこの二人って…。
「スイリュウとアクアだっけ?」
すると水の妖精――アクアが大声で叫ぶ。
「あなたは私たちのことを覚えているのですね!」
覚えているって…。あの戦いからまだ一週間も経ってないけど…。
アクアと話していても先に進まなそうなので、俺は本題に入るよう促す。
「私たちはあなたの愛剣『氷剣レクイエム』の修復を手伝おうとここまできました」
コクリ。
スイリュウも頷く。
「そこで何ですが、東の森に一緒に行きませんか?」
俺には意味が分からなかった。
* * *
2へ続く




