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空白の世界の隅で溶ける雪  作者: 深沼バルキ
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1話〜転入生〜

「おはよ〜」


「おう、おはよう。あつし」


「おはよ」


俺の言葉に、教室の端にいた茂と秀樹が返事をした。


教室に入るといつもようにクラスメイトが俺を嫌そうに見て避けた。


このクラスの状況は好きでも嫌いでもねぇから気にしては無いけど。


俺は真っ先に自分の席に座った。


するとすぐに茂が俺に問いかける。


「なあなああつし、今日転入生がくるって噂知ってっか?」


「知らねぇな、なんだそれ。どこで聞いたんだ?」


〈キーンコーンカーンコーン〉


話の途中で今日もまたチャイムが鳴った。


〈ガラガラ〉


「みんな、席に着け〜」


担任の 大輔先生が教室に入りクラスメイト達が席に着く。


一部の人間には噂が伝わっているのか教室が少し騒めいていた。


「えー、今日はホームルームを始める前に新しくこのクラスのクラスメイトとなる奴を紹介する」


先生のこの言葉で教室は更に騒めいた。


後ろから茂が小声で「女の子かな?」とニヤニヤしながら言っていた。


先生が「入って来なさい」と言うと薄汚れた引き戸を開ける音と男子生徒が教室に入ってきた。


そして何故かその男子生徒は左の制服の袖から手が出ていなく袖自体もぷらぷらしていた。


「この学校に転入してきました。桜花 雪也です。よろしくお願いします」


クラスのみんなもその謎の袖から目が離せなくなっていた。


「えー、桜花君は事故でずっと病院で寝ていて、少し記憶に障害を持っている。なのでちゃんとお前らが色々教えてやって欲しい。んじゃよろしく頼むぞ」


クラスからは少し批判する声が聞こえた。


「じゃあ雪也、一番後ろの茂の後ろの席に座ってくれ」


「はい」


彼は俺の隣を通って、俺の二つ後ろの席に座った。


「てことで、ホームルーム始めるぞ今日は...」


俺はまだこの転入生によってクラスが壊れる事をまだ知らない。

こんにちは深沼バルキです。

この回は0話を書いている時に勢いでついでに書いたので早く出せませした。

この作品は視点が変わるものにしようかなと思っていますのでよろしくお願いします。



ここまで読んでくださりありがとうございます。

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