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黄昏の日常  作者: 灯些季
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8.お昼ご飯

そんなワケで30分後

リビングで俺と正樹は向かいあって座ってオムライスを食べている。


「うまい!お世辞じゃなくて本当においしい!」

「喜んで貰えて良かったぁ〜」


部屋の整理はまだ残ってるけどさ、

出来立て逃すなんてもったいないもんな。


「柾美は学年トップになるからAクラスだよね?」

「うん、正樹は?」

「僕もだよ。」


良かった。

知ってる相手がいる方が安心する。


ちなみに、クラス分けは基本的には家柄順だけど成績優秀者はAクラスになる事が出来るんだ。


だからAクラスって事はそれなりのお金持ちがわんさかいるってことで……一応は庶民の俺が来ちゃてすみません。


「俺の前の学年トップってどんな人?」


がり勉とかプライドが超高かったら目つけられそうでイヤかも。


「あのね、学年1の不良だよ。」

「はぃ?」


考えつかなかったけど目つけられる確率上がった!

て、正樹ぃ~そこは笑顔になって冗談だっていうべきだ!


「俺の上に出てくるなんて許せん!シメる!なんてことはないよね?」

「そんな発想はないよ!………たぶん」


小さい声で不吉な事言わない!!



「不良で学年トップって矛盾してる気がするけど……スゴいな?」

「疑問形で返されもねぇ~。有り得ないけどスゴいよね。」

「それでカッコ良かったらもっとスゴいけどそれはないよなぁ~」

「カッコ良いよ。」「マジか。」


そんなになんでもありな人なんているんだ。


「ちなみにかなりいいとこのお坊ちゃまだったりとか?」

「良くわかったね。」


俺勝ち目ないな。

目つけられない事を本気で祈ろう。


不良が怖いってわけじゃないけど、陰陽活動しなきゃならないからあまり目立ちたくないし。


いや…学年トップになった時点で目立ってっっ


あーーっ試験もっと考えてやればよかった!


「バカバカバカーーッ俺のおバカーーッッ」

「まっ柾美!?成績くらいで目つけられないよっっ不安にさせてごめんっっ!」


あ、

余計な心配させたかも。


「ごめん。生活変わって緊張とかしててその、大丈夫だから。」

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