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黄昏の日常  作者: 灯些季
21/89

21.門番

風紀委員もいないらしいな。

ひとけのない校舎って少し不気味だよな〜



しばらく歩いてきたけど本当に誰も居ないんだ。



どこに行けばいい?

魔力を探すって………広すぎて出来るかぁ!


あ、式神使えばいいじゃん。


鞄から手のひらくらいの大きさの人型の紙を三枚出す。


本音を言えば召喚するタイプを呼び出したいけどさぁ……

親父が頼りすぎって取り上げられたんだ。

ふざけんなぁ――っっ



そんなわけで、

これに念を込めて……よし、動いた。


「魔物いるか探してくれる?」


ビシッと敬礼をして散らばって行く。


本当はもう少し枚数増やしたいけど、これ動かすって霊力いるんだ。

もし戦いになったときの為に力温存しておきたいし。


お、戻ってきたな。

って三枚同時かい!

近くにいるのか!!


「私の子を取ったのは貴様かぁぁ−−−っ!」

「ぎゃあぁぁぁぁぁっ」


いきなり攻撃酷くない!?

俺が居たとこの床がボロボロッ!

魔力スゴいのキタ−−−−−−ッッ!


「最初からレベル高いだろっっ!!」


叔父さんの嘘つき!

見習いが倒せるレベルじゃないよ!



俺の目の前に現れたのは真っ黒な体に首3つの大きい犬!


「地獄の門番ケルベロス!って門はどうした!そしてここ日本!西洋の魔物じゃん!!」

「1人ツッコミ大変だな」


感心するとこそこか!!

いやいや冷静になるんだ俺。


「さっき私の子と言ったな?お前の子供がここに来てるのか?」

「あの子の魔力はこの近くで感じる!私が少し目を離した隙に次元の穴に落ちてっあぁ〜〜〜っ」


うわっ叫び声で窓が揺れてる!


「落ち着けって!その子なら多分大丈夫だ!」


あの子犬はケルベロスの子供だろ。

昔読んだ本の事思い出したけど、たしか最初は普通の犬だっけ。

成長していくにつれて首が増えるんだよな。


「私の子を知ってるのか!?」

「多分間違いないよ。」

「案内しろ!!」

「えー−…それはちょっとなぁ…」


それって校舎の外に出すことだよな?

結界あるからムリだし。


あれ?あの子犬なんで結界の外出てるの?

おかしいだろ?


黙り込んだ俺は相当渋ってるように見えたらしい。


唸り声……って相当怒ってる!?



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